戦い済んでも戦闘中
感想、ブックマ等、応援感謝です。
二章の本編は此処で終了、次から閑話を3つ挟んで、3章の予定です。
読んで頂けて感謝です。
行間修正。
報酬も大きかったが、各艦隊共に損害も大きいのであるな。
艦隊の修理と補充、喪失機動兵器の補充とお仕事いっぱいである。
とりあえず重戦艦コインと機動母艦コインはチャリンしておくのである。
ああ、いい音であるな。
さて仕事である。仕事の時間である。ルル大提督、轟沈した艦は出来る限り残骸を回収せよ。曳航可能な艦があるならば、曳航してきてもらいたい。
それが不可能な場合は回収艦隊としてドック艦の派遣も許可するのである。
「了解しましたわ。貴方、いまだ駐留を続ける有人武装船団はいかがいたしますか?」
現状は監視のみでよかろう、今は損傷艦隊の回収と帰還作業を優先せよ。
「貴方はどうなさるの?」
新たなる艦隊が必要である。
離脱した敵艦隊が何を仕掛けてくるかわからない状況で、出撃可能艦隊が存在しないのでは、泊地防衛にとって致命的な間隙を作ることになるのである。
ゆえに新たなる艦隊が必要である。
俺は、速攻で入手したばかりの功績点を使って要請を行う。
とにかく戦闘可能な艦隊を早急に用意せねばならない。
雑務ワーカー1000コインを10枚、指揮ワーカー10コインを2枚、駆逐艦コインを20枚、軽巡コインを5枚、採掘艦コインを10枚、工作艦コインを2枚の合計33850点分である。
特に駆逐艦と軽巡は損傷艦隊の代わりとして、泊地防衛に当たらせる予定である。
残存艦隊に4個艦隊分増強すれば、当面はしのげると信じたい。
小型艦を後回しにしても、主力艦の修復を優先すべきであろう。
「珠ちゃん、全部、よろ。」
もう嗅ぎつけたらしいタマゴがワーカーズを全部よこせと言ってくるが、断固拒否である。
要請したワーカーズはすべて各ドック専従隊を増員する為に必要である。
貴官にまわせる分はないのである。
「珠ちゃん、全部。」
タマゴがガツンと当ててきた。
拒否である。断固拒否である。
泊地の主たる俺は脅迫には屈しないのである、タマゴは現状の戦力で対応せよ。
「珠ちゃん、寄こせ。」
ガツン、ガツン、ガツン―――。
ガツ、ガツ、ガツ、ガツ、ガツ、ガツ―――。
ガ、ガ、ガ、ガガガガガガガガガガガガガ・・・・・・―――。
や、やめるのである。ヒビが、ヒビが入るのである。
「すげえ、あれがタマゴの新技か、かっけーっ。」
すげぇ、かっけーとチャンプが手を止めて観戦している。
チャンプ見ていないで止めるのである。
「えーワーカーズくらいくれてやれよ、ケチくせぇぜ。」
チャンプに見捨てられた俺は、ガガガと続く早すぎてブレて見えるタマゴ乱舞の前に遂に降伏した。
・・・・半分だけであるぞ。当然成功報酬もこみこみである。
「珠ちゃん、ケチ。」
いらないなら、他に回すのであるな。
「珠ちゃん、感謝。」
自分の要請が通ったからであろう、タマゴがぺこりとお辞儀をして、いつもの周回軌道に戻る。
まったくタマゴらしいのであるな。
「よろしくお願いします。」
デイジーが差し出したデータクリスタルを俺は受け取る。
俺の予定より遅れに遅れたものの、ようやく有人武装調査船のデータも揃ったのである。
この改修データを反映したのち、建造を始めるのである。
『わりぃ大将、やっちまったじゃん。』
唐突にモニターに映る鉄拳娘が、ゴメンと両手を合わせて拝んでいる。
ん?何があったのであるか?鉄拳娘の助勢に感謝を、貴官等の活躍により、グレイトパール泊地は危機を乗り越えられたのである。なにも謝ることはないのであるな。
『いや、あのじゃん、思わずその・・・・。』
『ふふ、ふふふ旦那様、わたくし達は少々お戯れが過ぎたサスケ団長に、きつい御仕置きをしただけですわ。大した事ではありませんの。そんなことよりも、旦那様にご紹介いたしたい方が此処にいらっしゃいますわ。是非ともゲストIDの発行をお願いいたしますわ。』
にこにこと上機嫌で微笑む要塞令嬢が、鉄拳娘を押しのけてモニターを占拠する。
であるか。要塞令嬢にも感謝を、要請どおりゲストIDを送付するのである。1人分でよかったであろうか?
『はい、さすがわたくしの旦那様ですわ。それでお願いいたします、詳しい報告は後ほど報告書にまとめて提出いたしますわね。』
『いやいやいや、待つじゃん。いくら何でも、さらっと誤魔化すとかダメじゃん。大将、サスケ団長のメイドワーカー、やりすぎて潰しちゃったじゃん。』
問題はないのであるな。ソウルコアさえ無事ならば、機体はいくらでも交換可能である。
「ええ貴方、まったく全然問題ありませんわ。よくやりました鉄拳娘さん、アレはまだ2機もありますから、よろしくお願いしますわね。それと残骸は資源として再利用しますから、修理など考えず、ゴミはちゃんと粉砕機に入れて処分しておいてくださいね、お願いしますわ。」
ルル大提督が親指で首を掻っ切り下に向けるジェスチャーをして、ニコっと笑った。
「アレはまだ2機もあるんです。お願いしますね。」
さらに念押しするように、もう一度親指で首を掻っ切り下に向けるジェスチャーをした。
『ルルっち、何があんたをそこまで駆り立てるじゃん・・・・。』
「ふふふ、秘密です。」
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【報告】ブランシュ・ネージュ大提督にゲストIDが発行されました。
【報告】ブランシュ・ネージュ大提督が入室の許可を求めています。
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そして、グレイトパール泊地に新たなる大提督が来訪した。
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損害報告
第1先遣艦隊(ルル・ビアンカ・セラム大提督指揮艦隊)
ミストラル級軽巡航艦【轟沈】
バルシェム級駆逐艦3隻 2隻【轟沈】1隻【大破】
ズール級駆逐艦【小破】
第2増強艦隊(ルル・ビアンカ・セラム大提督指揮艦隊)
コリアンダー級軽巡航艦【小破】
バルシェム級駆逐艦4隻 2隻【轟沈】1隻【小破】
改アインホルン級重巡航艦【中破】
第3前衛艦隊(ルル・ビアンカ・セラム大提督指揮艦隊)
ゾロア級駆逐艦3隻 1隻【轟沈】2隻【小破】
エクレール級高速巡航艦【大破】
第4特務艦隊(ルル・ビアンカ・セラム大提督指揮艦隊)
エスプリ級小型母艦
ノーム級哨戒母艦
(エスプリ級小型母艦艦載戦力 航宙機20機)
響作戦騎隊 可変型電子作戦騎【響】20騎 【2騎喪失】
アオイ家族艦隊
第1艦隊(クロガネ艦隊長指揮艦隊)
リントヴルム級重レーザー重巡航艦【小破】
ケルベロス級高速重巡航艦【中破】
第2機動艦隊(チェリー艦隊長指揮艦隊)
コーラル級巡航母艦
(コーラル級巡航母艦艦載戦力)
第1ヘクセⅡ戦闘機中隊 戦闘機【ヘクセⅡ】残存8機【7機喪失】
第2ブリッツ攻撃機隊 攻撃機【ブリッツ】5機
第3トネール強襲攻撃機隊 強襲攻撃機【トネール】4機【1機喪失】
第4アイズ偵察機隊 偵察機【アイズ】5機
第5ガーベラ重戦騎隊 重戦騎【シルバーソード】ガーベラ専用騎
重戦騎【シルバーソード】4騎
第6ムツハ重機動戦騎隊 重機動戦騎【クリムゾン・タージェ】ムツハ専用機
重機動戦騎【クリムゾン・タージェ】3騎【1騎喪失】
同随伴遊撃艦(プラム艦長指揮艦隊)
アインホルン級重巡航艦【小破】
スズヤ艦隊(スズヤ提督指揮艦隊)
ベローナ級戦艦【中破】
コルベット級軽巡航艦【小破】
(ベローナ級戦艦艦載戦力)
軽戦騎【エアリーズ】0騎【全滅】
強襲戦騎【アイゼンⅡ】3騎【2騎喪失】
同随伴戦機隊
マルス重戦騎中隊(マルス指揮部隊)
紋章重戦騎【暁】マルス専用騎
紋章重戦騎【暁】決戦仕様4騎
紋章重戦騎【雷】砲撃戦仕様9騎
紋章重戦騎【雷】アポロ専用騎
リーフ遊撃艦隊(リーフ艦長指揮艦隊)
ファイネル級旧型軽巡航艦【中破】
秋月級防衛駆逐艦2隻 1隻【小破】
ソーシェム級防衛駆逐艦2隻 1隻【轟沈】
ヴィオラ艦隊(ヴィオラ提督式艦隊)
ミスリル級戦艦
ゾロア級駆逐艦参加記念限定モデル【大破】
ゾロア級駆逐艦【小破】
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