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大提督は引き篭もる。  作者: ティム
廃墟の眠り姫編
56/140

総力出撃の要を認1

夏真っ盛りのような暑さが続きますが、皆さん熱中症にはご注意を、あれはいろいろと酷いですね。

いよいよ始まる第2次グレイトパール泊地沖会戦、仕込みはばっちりです。

楽しんでいただけると幸いです。

行間修正。


 出現宙域GP6周回軌道上1200キロ地点。出現予測数231。想定質量は大型以上63、小型以上中型程度が168であった。


 ルル大提督、どうやら間に合わなかった敵主力艦隊が今頃到着のようであるな。


「この規模ですと、そう考えるのが妥当でしょう、貴方、先制攻撃を具申いたします。」


 うむ、許可するのである。


 想定される戦力比から計算すれば、通常戦闘の場合、たやすく前衛艦隊ごと呑み込まれるであろう。出現直後を個別に叩く、即応漸減作戦を推奨する。総力出撃の要を認る、総員出撃準備、準備出来次第速やかに出撃せよ。


 これは時間との闘いである。皆、急ぐのであるな。


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【緊急】第2次グレイトパール泊地沖会戦に勝利せよ。が発令されました。

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「貴方、各哨戒艦隊より戦力を抽出、当該宙域に向かわせましたわ。哨戒中だったミストラル級軽巡航艦とバルシェム級駆逐艦3隻、そして、ズール級駆逐艦が急行中です。さらにエクレール級高速巡航艦の任務を中断して向かわせます。貴方もゾロア級駆逐艦3隻を向かわせてくださいね。

 追加報告として、コリアンダー級軽巡航艦とバルシェム級駆逐艦4隻からなる第6遊撃艦隊に改アインホルン級重巡航艦を編入した増強艦隊を、さきほど出撃させましたわ」


 うむ、さすがはルル大提督である仕事が早い。


 俺は貴下にあるゾロア級駆逐艦からなる哨戒艦隊の指揮権を、ルル大提督に委譲して現場に向かわせ、さらに戦力増強の為に手持ちのリソースを確認する。


 残念ながら残り功績点296点では駆逐艦も無理であるな。1号支援砲艦のホワイトパール級戦艦への改修作業は当面終わらないであろう。


 此処は建造短縮コインを使って、速やかに戦力化をはかるべきである。


チャリン・・・・。


ぐぬ、しまったのてある。希少なコインの奏でる音色を、また味わえなかったのであるな。


「司令官、アオイ・ファミリーズ出撃準備完了、でるね。」


「うんじゃ、サクサクっと片づけるよ、ねぇチェリー。」


「うん、でも油断は禁物、司令官さん、行ってきます。」


 アオイ艦隊長に続き、プラム艦長とチェリー艦隊長が退出する。


--------------------

【退出】クロガネ艦隊長が退出しました。

【退出】チェリー艦隊長が退出しました。

【退出】プラム艦長が退出しました。

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「クツクツクツ、では妾達もゆるりと参るとしようぞ、珠殿、土産話を期待しておれ。」


「行ってきます。」


 扇子を広げて口元を隠したガーベラ隊長がゆるりと背中を向け、ぺこりとお辞儀をひとつして、ムツハ隊長が彼女を追って駆け出す。


--------------------

【退出】ガーベラ隊長が退出しました。

【退出】ムツハ隊長が退出しました。

--------------------


 うむ、艦隊を統合した結果、我が泊地において名実ともに主力艦隊となったアオイ家族艦隊も出撃であるか。感無量であるな。


・・・・・そういえば、問題児が遅いのであるな。


 こういう場面では一番に騒がしい存在が静かすぎるのである。


「司令官、意見具申です。艦対艦移相魚雷8基、搭載許可願いますっ!」


 静かだったのはだったのは、何かの演算作業に集中していたかららしい、リーフ艦長が真面目な顔で要請をだしてきた。


 む、あれをであるか?そもそも1基あたり全長20メートルある物体を、あのロートル艦は8基も搭載出来るのであるか?


「失礼ですが司令官、旧式だとか、ロートルだけか、ポンコツとか、ファイネル級を馬鹿にしすぎです。最初に搭載したのはファイネル級なんです。元祖ですよ元祖っ。さらにファイネル5型であれば8基どころか16基まで載せられますっ!」


 ならば好きなだけ載せていくとよいのである。


「え、いいんですか?コスト、かなりお高いですよ?」


 俺の無条件了承の構えに問題児も疑念をもったようだが、簡単な話である。


 残念な事に今回は、弾薬不足によりミズーリ級ミサイル巡航艦が出撃不能である。その分貴官の働きに期待しているだけである。


「お任せください。でっかい花火を打ち上げて見せますっ!」


 うむ、貴官が花火にならぬよう留意せよ。


「大丈夫です、ファイネル魂此処にありですっ!」


 リーフ艦長、発言が理解不能である、浪漫で戦争はできないのであるぞ。


「司令官、ファイネル級はいつだって、どんな時だって、絶望的な状況を打倒してきました。その魂が此処にある事を、証明してみせますっ!」


--------------------

【緊急】リーフ艦長奮闘せよ。が発令されました。

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 上層部自重せよ、である。


 問題児押しが強すぎるのであるな。ますます問題児が問題児になってしまうのである。


「見ていてください。やり遂げてみせますっ!」


「リーフ準備を進めなさい。間に合わないわよ。」


 やんわりとルル大提督が熱くなりかけた会話を止めに入った。


「はい、ルルさん。リーフ艦隊出撃準備に入ります。」


 リーフ艦長が、ビシッと踵を揃えた敬礼を決める。


--------------------

【退出】リーフ艦長が退出しました。

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