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大提督は引き篭もる。  作者: ティム
廃墟の眠り姫編
53/140

さて、次はどうするべきか?

ストックは今日まで、後半は・・・・・。

評価、ブックマありがとです。楽しんでいただけると幸いです。

行間修正。

 うむ、楽しそうでなによりであるな。


 俺は改修作業を開始した1号支援砲艦の様子をモニターのひとつに戻し、状況を整理するため現在実行中のタスクを確認する。


 まず、1番目は宙域侵犯を繰り返すEvil偵察艦問題であろう。単艦による活動は不定期に続いており、その活動サイクルに共通点はない。行動としては宙域外縁部をしばらくウロチョロしては、迎撃艦隊に追いかけられて逃走するを繰り返しているのであるな。


 わざと迎撃を遅れさせても行動に変化はなく、こちらが撃退を目的にして、対象に逃走を促しているとしても、その逃走経路や移動速度から全力で逃走していると判断出来き、残留物についても現在までの発見されていないのである。


 さらに、あえて迎撃艦隊を星系外まで深追いさせてみたが、こちらの予想に反して伏兵は出現しなかったのである。経過観察は続けているが、相変わらず何がしたいのか謎であるな。


 2番目は要塞令嬢達による巨大デブリ探索であろう。彼女からの定期連絡に寄れば、探索自体は順調なものの、想定通り施設を護る保安ワーカーズとの遭遇戦が頻発しているらしい。


 これは同施設の敵味方識別情報が旧バージョンのまま更新されておらず、さらに主制御機構が自閉モードで休眠しており、外部からでは情報更新が出来ない為であるな。問題を解決するには、施設の何処かにある主制御機関を再起動させる必要がある。


 このことは彼女達にも通達してあり、探索隊は主制御機関の探索を続けているらしい。


 さすがであるな。さらに潜入調査を得意とするサスケ団長が、増援の準備も進めている以上、順調に消化出来るであろう。


 3番目はルル大提督が進めるGP2惑星の調査であるな。許可を出してからの時間経過を考慮するならば、いくらルル大提督であろうともすぐに結果を求めるのは酷であろう。


 4番目と5番目はどちらも新造艦についてであるな。代艦としてマイナ嬢達に提供する予定の試作有人調査船とチェリー艦隊長とプラム艦長に任せている試作重戦闘母艦の件である。


 どちらも基本設計を元にして作った仮想船体を使ってシミュレーションを繰り返し、改修データを集めて提出して貰わねばならないのであるが、中間報告もなく、結果も未だ未提出である。いくら提出期限を決めていなかったとはいえ、もし問題が生じているならば、早めに対処せねばならないであろう。


 6番目はヴィオラ提督担当の敵の誘引拠点と防衛拠点の構築提案であるが、候補地として彼女は3カ所を提案してきているのである。


 1カ所目はグレイトパール泊地からみてGP4を挟んだ向こう側に採掘拠点を置く案。


 2カ所目はGP6の衛星軌道上に浮かぶ小惑星GP6S1に宙域観測所を置き、此処から観測出来る空間安定座標5点を常時観測状態として有効化する案。此処を短距離跳躍の出口として設定すれば、短距離跳躍を用いて迎撃艦隊を素早く星系外縁部付近まで送り込めるのであるな。


 3カ所目はGP4を取り巻く小惑星帯に、隠し砲台群や出撃基地を設置して要塞化する案。


 どれも必要とされる資材量と作る施設の概略データも提出されているが、すべて保留中である。


 どの案を採択するにしても、資材配分と艦体建造計画から見直さねばならないであろう。他にも大きな問題はあるが、現状解決の手段がないか、解決に長期的な時間がかかるものばかりであり、当面は現状維持となるであろうな。


 他の案件は順調にタスクを消化中、特に問題は発生していないようであるな。


 停滞からは何も生まれず、時間も資源も有限である。


 何処から手を付けるか、まず其処から決めねばなるまい。


--------------------

【成功】宙域2番監視塔を再建せよ。を達成しました。(116/120)

報酬として、功績点50点、工作艦コインを受領しました。


【成功】泊地周辺宙域監視網を整備せよ。を達成しました。(117/120)

報酬として、功績点50点、偵察艦コインを受領しました。

--------------------


「頭領、終わったぜ。次は砲台陣地でいいんだよな。」


 チャンプ、そのタスクは順延であるな。第1泊地防衛砲台群の再建用資材を船舶の建造資材に廻す予定となったのである。チャンプは食糧施設並びに居住施設の整備と再稼働を進め、フェザーを支援せよ。


「了解だ、どーんとおいらに任せておきなって!」


 うむ、委細任せるのであるな。ゲストの代艦建造にはいましばらくの時間が掛かるのである。フェザーばかりに負担を掛けるわけにはいかないであろう。


「ご主人さま~ありがとう~♪」


 うむ、フェザーはいましばらくの奮闘を期待するのである。

「まかせて~まかせて~♪」



問題の優先順位を決める。

簡単に見えて難しい事です。成功、失敗に関わらず責任と重圧だけはかかってきますから・・・・。


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