大改修コンテスト1
そろそろストックのなくなってきましたね。
日曜日分まではありますので、そのまま1日2回継続です。
読んでいただき感謝です。
行間修正。
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【継続中】1~4湾港倉庫を整備せよ。を継続実行しています。(達成率55%)
第1湾港倉庫(70%)から、ワーカーズ60機、損傷ワーカー60機、造船資材400コンテナ分を発見回収しました。
第2湾港倉庫(45%)から、金属資材200コンテナ分、ワーカー30機を発見回収しました。
第3湾岸倉庫(60%)発見報告はありません
第4湾岸倉庫(45%)メイドワーカー1機を発見回収しました。
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ふははは、ルル大提督、まだ仕事が終わっていないのである、再開であるぞ。
「どうです、これが完璧執事たる僕の実力です。」
うむ、素晴らしき働きであると、モップを手にポーズを決めて見せるウルに感謝を示す。
これだけの資材があれば、ある程度改修を進める事が出来るのである。
俺は増えた造船資材を使って、懸案だった1号支援砲艦の戦艦への復元作業を進める。
とはいえ、どのようなコンセプトで作業を進めるかを最初に決めねばならない。
プランとしては3つある。
ひとつは、動力炉の交換のみに留めて、最低限の修理で戦力回復を目指すプラン。
ひとつは、動力炉は勿論、破損、欠落部位まですべてを完全に回復させるプラン。
ひとつは、船体の基礎部分のみを流用し、装備配置からすべてを刷新するプラン。
さて、どのプランで進めるかであるな。
俺は3つのプランをモニターに表示する。
ルル大提督、時間の猶予はどれぐらいあると予想するか?
「貴方のお好きなように、時間ならば稼いでみせますわ。」
タマゴ、資材の量産に支障はないか?
「量産〇、任せて。」
「旦那様、必要な資源は完璧執事たるこの僕が調達します。御存分に腕を振るって下さい。」
宙に浮かび、楕円軌道で周回するタマゴに続き、完璧執事のウルがちりとりに溜まったゴミをダストボックスに捨てる。
うむ、リーフ艦長。
『呼びましたか司令官、リーフ艦隊はいつでも出撃可能です。あの目障りな蠅ならいつでも落としてきますっ!』
リーフ艦長、敢闘精神が旺盛なのは良いことであるが、そっちの仕事はまだである。今しばらくは現状維持で放置でよい。それより、この艦の改修プランについて、貴官の意見が聞きたいのである。
『はい、そういう仕事ならば、お任せ下さいっ直ぐに行きます!』
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【報告】リーフ艦長が入室許可を求めています。
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許可をだした直後に走り寄ってきたリーフ艦長が、ぎゅっと抱きしめていた雑誌を俺に見せつける。
「司令官もこれに参加するんですね。頑張って下さい。」
これ?イベントであるか?
「はい、あの元ミスリル級戦艦を改修した艦を一同に集めた大展覧会です。成績上位者や入賞者には豪華賞品が貰えますっ!」
ふむ、で、それがどうしたのであるか?
「分からないんですかっ司令官が1番になれば、私たちの泊地も一躍有名になりますっそれって凄いことじゃないですか!映像撮影ならば任せてくださいっバッチリ決めてみせますっ!」
ふむ、ふむ、で?それがどうしたのであるか?
「あーもう、ぜんっぜんわかってないですっ、なら此処です、此処を見て下さい。此処をっ、なんと5位までの上位入賞者には副賞として重戦艦をプレゼントですっ重戦艦ですよ、重戦艦っ!それも限定モデルのプレミアムカラーバージョンですよっめっちゃ欲しいじゃないですかっ!」
お、おおお、それは凄いのである。
欲しいのである。
さらに優勝賞品が大戦艦とは、もう参加するしかないのであるな!
「参加賞だって凄いんです!エントリーするだけで戦艦をプレゼントなんですからっ!」
なんと、素晴らしいのであるっ!
戦力不足に喘ぐ我が泊地の救世主であるなっ!
これは参加せねばなるまい。
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【緊急】ミスリル級戦艦大改修コンテストに参加せよ。が発令されました。
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うむ、期間限定の緊急指令となれば、参加しないメリットはないのであるな。
では改めて、リーフ艦長。この元ミスリル級戦艦について貴官の解説を求めるのである。
「了解です。まず、1200メートルミスリル級戦艦は戦艦としての性能ははっきり言って低いです。もちろん後々の改修を前提とした拡張性こそ多くとってありますが、火力・装甲・機動性はギリギリ艦体準拠を満たす程度、動力炉の総出力もやや心許ないものです。」
うむ、やはりそうであるか。
その辺は改装の前段階で行った解析でも分かっていた事実であるな。
「いろいろ中抜きしてコストを圧縮した結果です。輸出目的の大量生産艦、所謂モンキーモデルですから、その性能に期待してはいけません。ですが―――。」
リーフ艦長があえて1拍、間をおいた。
大改修コンテスト・・・うまい話には・・・。




