表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大提督は引き篭もる。  作者: ティム
廃墟の眠り姫編
34/140

静かなる攻防2

ようやくキャラ追加です。

アクの強いの、揃えてみました。読んで頂けて感謝です。

行間修正。

【提督Sコア2と契約しますか?】


【施設Sコア4と契約しますか?】


【団長Sコア1と契約しますか?】


【隊長Sコア2と契約しますか?】


【隊長Sコア3と契約しますか?】


 俺は流れるように5人のソウルクリスタルと契約を交わし、新たなる仲間達を招集する。


 紅い提督コアクリスタルから現れたクールな雰囲気を纏ったホブカットの女性が、片手で光の残滓を振り払う。


 青い施設コアクリスタルは紺の執事服を纏った青年となり、黄色の団長コアクリスタルは直立するクラゲにも似た一昔前の火星人のような姿になり、隊長コアクリスタルからは九つの尾をもつ和装美人と身体の各部を装甲で覆った装甲少女に変じる。


 赤・青・黄色、3種類の燐光が溶け消えた空間に新たな仲間達が立っていた。


「さすがは貴方ね、とても個性的だわ。」


 うむ、さすがグルグル案件であるな、俺は悪くないのである。


 では皆の者、後は頼んだのである。


 俺はまんまと丸投げに成功―――。


「ひ・と・り・は担当しましょうね。」


―――残念、ルル大提督からは逃れられないようである。


 問題は俺の担当が誰になるかであるな。


 ルル大提督はいかに取り仕切るつもりであろうか。


「はい、私、メカっ子の名付け親になりますっ!」


 む、アオイ艦隊長、それはフライングであるぞ。


「こういうのは早い者勝ちです。ね、ルルさん。」


 アオイ艦隊長が装甲少女を抱きしめて言い切った。


「クツクツクツ、お断りじゃな。そちらに決められずともわらわの名は妾が決めるのじゃ。そうよのう、今生はガーベラとでも名乗ろうかのう。」


 そう宣言したのは九尾の和装美女だった。


「はぁ、なぜ貴方まできたのですか、あのまま惰眠を貪っていればよろしいのに、暇人はこれだから困りますわ。」


 ルル大提督の呟きに―――。


「何をいうか、暇しておったからこうして遊びににきたのであろうが、お主が此処におる以上、なんぞ面白い事を見つけたのであろう。のうルル大提督とやら。」


「此処に来た以上は私の指揮に従ってもらいますからね。わかってますわね、ガーベラさんっ。」


「よいよい、まぁ、つまらぬ差配ならば妾が面白くしてやろう。」


 ガーベラと名乗った和装美女が九尾をユラユラとゆらし、クツクツクツと笑っている。


 それを見て、ルル大提督が怖ろしく深いため息をした。


 うむ、知り合いのようであるな。


「貴方、知人ですが友達ではありません。ええ、断じて友達ではありませんとも。」


「そうよのう、時代と世界が違えば殺し合う間柄じゃ、時がどれほど流れようとも腐れ縁はなかなかに切れぬというところじゃな、宜しく頼むぞ・・・・・おお、そういえばお主の名前はなんというのじゃ?早う名乗ってたもれ。」


 珠ちゃんであるな、呼び方は好きに呼ぶとよいのである。


「ほほぅ、ならば妾は珠殿とでもよばせてもらおうかのう。」


 うむ、好きに呼ぶとよいのであるな。


「ほうほう、ならば儂も名乗った方がよいか、それとも新たな名を下さるかのう?」


 次に発言したのは直立したピンクのクラゲ、もとい一昔前に流行った火星人そっくりの御仁だった。


 当然、名乗れる名があるのならば、名乗るとよいのであるな。


「ならば儂はプロフェッサーとでもしようかのう、呼ぶ時は短く教授でよい、敬称もいらん。新参者であるが宜しく頼むぞ。」


 うむ、教授の働きに期待するのであるな。


 素晴らしい、これで3人片付いたのであるな。


 あとふたりである。


 クール系女子と執事青年が残っているのである。


『単純に執事でいいんじゃん。』


『旦那様、執事ならばセバスチャンですわ。』


 モニターに映った2人の守護者、鉄拳娘と要塞令嬢が名前の候補を挙げる。


 ふたりとも、もう出発であるか?


『はい旦那様、準備は整いましたわ。これより調査活動を再開致します。成果をご期待くださいませ。』


「調査とは聞き捨てなりませんな。儂も同行してもよいかのう?」


 グネグネと動く触手を持ち上げ、教授が同行許可を求めた。


「儂の乗騎に工作戦騎をくださるかのう。アラクネがよいが、珠殿、頂いてもよろしいかのう?」


 うむ、工作戦騎は余っているのであるな。すべて連れて行くとよいのである。


 それに輸送用の艦艇も必要であるな。


 工作戦騎はシャンス級中型輸送艦でも運べるのであるが、揚陸艦コインが3枚と工作艦コインから戦騎が運用可能な母艦クラスが出現するかもしれないのである。チャリンチャリンしておくのであるな。


 ただ教授団長、残念ながら護衛戦力はあまりつけられないのであるが、それでもよいのであるか?


「んーまぁ良いでしょう。近場ですからのう、外の護衛艦より、戦闘用ワーカーを多めにいただけますかな」


 うむ、少ないが予備機を配備するのである。


 それに、出撃準備を補助するサポート役も必要であるな。


 俺が担当してもよいのであるが、これからグルグル案件と戦わねばならないのである。うむ、ならば誰を担当にするべきか。


フェザーは余裕がなさそうであるな。


チャンプは酷使されているのである、少し休憩が必要であるな。


タマゴは―――。


「無理。」


―――であるか。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ