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ツモ!大四喜

これからお願いします。

はぁ、今日も負けた。

最近調子が悪い。

今日も東場の、初手親で緑一色食らうし、

雀荘行くのやめようかな…

はぁ。

またため息がでる。

コンビニで飯かってかえろ。

そんなことを思って携帯を見る。

ボーッとしていて、気づいたら目の前には車のライトが。

そして僕は即死した。





あぁ、朝か。

あれ?

体が動かん。

舌も動かない。

必死に声を出そうと息をはく。

ギャァァァ

あれ?

ほんとに声が出ない。

おまけに手も足も全然動かない。

もしかしなくても脊髄とかやられたのか?

落ち着いてみる。

5万点ぐらい持ってたのに役満食らって負けたときよりも、

落ち着こう。

まずは起き上がれるか。

うん、無理。

次に目を開いてどこにいるかを把握。

…ここどこ?

次に首の上下。

これは出来る。

すると急に女の人が来た。


「ウーちゃん!!!

大丈夫?

どこか打ったの?」


ウーちゃん?

その人は僕の顔を覗き込んで、僕に呼びかけている。

おかしいな。

僕の名前は慎也だ。

う、なんて文字入ってないぞ。

もしかしてこれは転生か?!

いやそんな訳。

すると次はその女の人が急に服を脱ぎ始めた。


「ウーちゃんー。

おっぱいの時間ですよー」


そう言って僕を抱き上げた。

抱き上げた?

女の人が?

僕は赤ちゃんなのか?

だから、いま、おっぱいを押し付けられているのか!

いやー、しかしなかなかいい弾力。

といあえず僕は転生したみたいだ。

チートとかないかなぁ






僕は四歳になった。

前世の時の記憶もそのままに。

ちなみに僕が死んだ日からおよそいま、六年がたったみたいだ。

そしてチートは無かった。

んじゃあ努力するか、と言われても特にやりたいこともない。

前世の唯一の趣味だった麻雀も、

負けてばかりで飽きてしまったのでいまは、そんなに好きじゃない。

そんなことを思っていたある日のこと。

幼稚園から帰ると家には友達の晴也くんの、親がいた。

そして僕の両親と麻雀をしていたのだ。

懐かしい麻雀配。

僕も参加してみたい。

久々にやってみたくなった。

昔の古いゲームをやりたくなる感じだ。

(ピクミンとか)


「お父さん僕もやってみたいー」


「美依にはまだ早いよ」


そう名前からも分かる通り僕は女の子になっていた。

そんなことはどうでもいい。


「お父さん1回だけやらせてー」


「あなた。いいでしょ1回ぐらい。

それに頭の運動にもなるしね。

ルール教えてあげましょうよ。」


「まあいいか。

美依本当にやる?」


「うん!」


そこからはルールを教えて貰った。

すべて知っている事だが、

知っていると言うと不自然だからね。


とりあえず始まった。

初手親だ。

これはいい配牌。

東が、三枚に、白が2枚。

西が2枚、撥が3枚。そして鳥が1枚と、中が1枚、イーマンが2枚。

これは清一色かな。

とりあえず鳥を捨てる。

お、晴也くんパパが西を捨てた。

それポン!

次はイーマンを捨てる。

転生1局目大四喜ねらうぞ!

次のツモは、パーピン。

迷わず捨てる。

次もムダツモ。

その次は中がきて、白と、中の、2面待ち。

まだ四巡目なのにもうあと1枚だ。

今日は運がいいな。

そして5巡目のツモ。

きた!!

白。

これで大四喜。

親役満!

西で、一回泣いたから四暗刻は乗らなかった。

転生後初麻雀で親役満は美味しい。

また麻雀やりたいな。

今日は調子がよかった。

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