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私は勇者の卵……いや、卵の勇者  作者: どげざむらい
3/6

だいにわ 勇者の強化

彼女は卵以外の回復手段が使えません。

『レベルが上がりました。


全能力値が回復しました。


ステータスが上がりました。


1000JP貰いました』



『称号:「初めての冒険」を獲得しました。


称号:「死なば諸共」を獲得しました。


称号:「九死に一生」を獲得しました。


称号:「神風特攻」を獲得しました。


スキル:「諸刃の剣」を獲得しました。


スキル:「起死回生」を獲得しました』




回復薬に変えた卵を飲みながら、レベルアップの知らせを聞く。


どうやら、私が助かったのは、爆撃を受けると同時にレベルが上がったためらしい。


レベルアップで全回復とか、もう完全にゲームの世界の話だ。まぁ、今回はそれで助かったんだから、文句はない。

でも、右手の火傷とか、お腹に刺さったままの骨による継続ダメージがあるため、油断はできない。


まずは、回復効果を付与した卵を右手に乗せる。痛いけど我慢。あ、ヒンヤリして気持ちいいかも。


そして、突き刺さった骨を、左手で慎重に抜いていく。

……痛い。痛い痛い痛い。

抜き終わったらさっと卵を食べる。


うわ、この骨、所々熱で溶けかけてる。どれだけ凄い爆発だったんだか……。



……よし、治療はある程度終わった。右手の火傷も、少しヒリヒリするくらいにはなった。……少し跡が残っちゃったけど、腕が無くなるよかマシだね。




折角儲けた命を無駄にするわけにはいかないし、早くこの危険地帯から離れよう。

見栄えを気にしている余裕なんかない。次は、誰かが助けてくれる街の近くで戦おう。


でもまずは、強くなったステータスの確認をしないとね。




 ▼


【玉藤 国華 Lv2】


『種族:人間(勇者)』

『職業:卵戦士エッグマン Lv1』

『称号:歩み始めし者』


【能力値】


HP:110/110

MP:38/110

筋力:6

防御:14

知力:16

精神:12

敏捷:27

器用:54



【スキル】

『卵の申し子』『卵生成Lv1』『爆弾化Lv1』『薬化Lv1』『投擲Lv1』『諸刃の剣Lv1』『起死回生Lv1』



【装備】


頭:

頭アクセ:ヘアピン

胴:制服

胴アクセ:

腕:腕時計

腰:制服

腰アクセ:

足:スニーカー

足:ハイソックス

アクセ:ネックレス


武器:なし



 ▲



能力値の上がりは悪くない……と思いたい。後は、いつの間にか手に入れていた不穏な響きのスキルと……確か称号も増えてたっけ。




【初めての冒険】


初めて魔獣を倒した冒険者に贈られる称号。

筋力に微補正




【死なば諸共】


自らの身を犠牲に、敵を屠った者に贈られる称号。

自身にダメージが入る度、攻撃威力が上がる。




【九死に一生】


死線を乗り越えた者に贈られる称号。

HPに大補正。回避率に補正。




【神風特攻】


自爆覚悟で攻撃を加えた者に贈られる称号。

敵との距離が近いほど、爆発系ダメージの威力に補正がかかる。




【諸刃の剣】


次の攻撃の威力を大きく上げる。攻撃後、対象に与えたダメージと同等のダメージを受ける。





【起死回生】


自身のHPが低いほど、命中率とクリティカル率が上がる。




あの、リスクの高いスキルしか無いのですが……。


取り敢えず、称号は1つだけしか適用されないため、『九死に一生』に入れ替える。


HPが165になった。どうやら、補正値は1.5倍のようだ。

あとは、JPジョブポイントを消費して、スキルや、ジョブ専用能力の『アビリティ』を覚えられるが、こっちは時間がある時に選ぼう。私の生命線だ。適当には選べない。



考察してみた結果、私のMPの消費量が大体分かった。

卵生成は10MP、爆弾化は5MP、薬化は15MP消費だ。


何時でも戦えるように卵を常備しておこうと思い、卵爆弾と卵薬を作る過程で検証した物だ。

そして、MPは1分毎に1回復する。



少しずつ自分の力を把握出来てくる。この気持ちは、微妙に快感だ。

さて、ツノウサギの角も回収したし、後は来た道を戻るだけ。



道中のツノウサギは、間違える事なく卵爆弾で倒した。

もう間違えない。








「お疲れ様です。ツノウサギ6体の討伐を確認しましたので、報酬金の48Gを用意します。角を換金するのであれば、追加報酬は12Gで、合計60Gなります」

「お願いします」

「……あの、炎の精霊にでも襲われましたか?」

「ああ、いえ。お気になさらず」


焦げた服で来たのはマズかったかなと反省した、今日の夕方の出来事です。

この作品は練習用なので、戦闘多めに入れたいと思っています。

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