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私は勇者の卵……いや、卵の勇者  作者: どげざむらい
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プロローグ 勇者、ここに参上

別の作品で、女性視点の文が多くなりそうなので、練習用に投稿しました。

不定期どころか、完結目指してませんので、時間ある方のみご視聴お願いしますw

あ、評価が高かったら、完結目指すかもしれません。

「よく来てくれたな。勇者達よ。餞別あげるから魔王倒してきて。はい100Gww」



 勇者は 100G を貰った !!



「自分の強さを見たかったら『ステータス』と唱えるのだww。装備やスキルの着脱もそこでできるぞ。ああ、『アイテムBOX』には100×100個まで物が入る。つまり、100種類しか保管できんから気をつけてくれw。容量を増やすにはお金を消費せねばならんぞwww」



 勇者は ステータス を覚えた !!



「最初は初心者の草原でレベル上げして来いww。多分苦戦するだろうけどww」



 『初心者の森』が 開放された !!



「各自、職業ジョブに就いていると思うが、転職できんから、そのジョブで頑張れwww」



 勇者に 職業が 設定された !!







 勇者は 『卵戦士エッグマン』に 就職した !!








 …………!?!?!?


















「わけがわからないよ」


 開口早々、出てきたのはそんな言葉。


 周囲を見渡すと、腰辺りまである、青々と茂った大きな雑草。そんな光景が地平線のごとく広がっていて、よく見てみると遠くには、剣や杖を使って角の生えたウサギや、大型犬より一回り大きい狼を殴り殺している人々の姿が確認できます。


 彼らは、勇者としてこの国……『ワロタ王国』に召喚された勇者達です。


 その数、158人。中途半端です。なんでも、集められた魔力で召喚できるギリギリの数だそうです。にしても、中途半端です。





 ……そして。



 私は…………その中途半端な勇者になってしまいました。




 玉藤たまふじ 国華こっか。それが私の名前です。

 10月5日生まれの天秤座。AB型。17歳で高校2年生。趣味は手芸で、得意科目は家庭総合と科学。苦手科目は英語と……英語。

 好きな食べ物は鶏肉で、嫌いな食べ物は特になし。

 そんな普通で普通な女の子、それが私……だったはずでした。




 私の平和が崩されたのはつい昨日の事。


 先週蛇に噛まれて死んだクラスメイトの葬式を終え、帰る途中の電車の中での出来事でした。

 ガタン、と不自然な揺れ方をした電車に、すぐには危機感を覚えませんでしたが、二度、三度と同じような揺れ方をすると、途端に不安感が募られ、そして次の瞬間には……電車全体が、光に包まれていました。



 気がつくと、そこはまるで神殿のような場所で、大理石の石柱が沢山立っていました。

 神官服を着た人がいっぱいいて、「成功だ!」「やったー! ボーナスゲトww」「メイン勇者きた!」と騒いでいました。


 そして、あれよあれよという間に、電車に乗っていた乗客及び車掌さん。占めて158人が、王城に連れてこられて、1人100Gを貰って、草原に放り出されたのです。





 さて、こうなったからには、どうするべきでしょうか。

 まずは帰る方法を探す? しかし、今の私達には、この世界の知識が足りません。王城は閉め出されましたし、しばらくは街や別の国を巡って行かなくてはなりません。


 では言われたとおり魔王城に向かう? 私達は戦闘力の欠片もない素人です。魔王なんかに敵うはずがありません。強くなるのには、相応の時間がかかるでしょう。


 諦めてここで平穏に過ごす? 異世界人の私達にはこの世界の常識がありません。それらを補うためにも、旅やらなんやらは必要になってくるでしょう。学ぶにしても、やはり時間はかかりますからね。




 ……つまり、私達にはもう、旅立つしか選択肢がないんです! そしてそれには……強さとお金がいるんです!


 100G? ご飯3食分ですが何か? 明日を生きる力は……無い!






 だから、他の勇者である皆は草原の魔獣を倒し、経験値を得ると同時に冒険者ギルドの定めた討伐部位を集め、お金と換金してもらう為に、今こうしているのです。


 え? 私ですか? もちろん倒しに行きますよ。だって、食べるものがないんですもの。

 なら、誰かと協力しないのかって? ………フフフ。



 実は、私達勇者は……『パーティープレイ』ができないんですよ。



 誰かと協力して敵を倒すと、取得経験値は10%になります。しかも、貰えるアイテムは一匹分なので、儲けも半分。これでは非効率的ですよね?

 だから、誰も人と組みません。勇者にあるまじき光景です。でも、これが正規の戦闘手段です。



 おかしいですよね? おかしいですよね!? こんなのってありえないですよね!?



 でも…………真実なんですよね……。





 ……ウジウジしていても仕方ありません。そろそろ日が天辺に上がってしまいます。さて、私も戦いに行きますか。



 私の『ステータス』は、と。




 ▼


【玉藤 国華 Lv1】


『種族:人間(勇者)』

『職業:卵戦士エッグマン Lv1』

『称号:歩み始めし者』


【能力値】


HP:100/100

MP:100/100

筋力:5

防御:10

知力:15

精神:10

敏捷:25

器用:50



【スキル】

『卵の申し子』『卵生成Lv1』『爆弾化Lv1』『薬化Lv1』『投擲Lv1』



【装備】


頭:

頭アクセ:ヘアピン

胴:制服

胴アクセ:スカーフ

腕:腕時計

腰:制服

腰アクセ:

足:スニーカー

足:ハイソックス

アクセ:ネックレス


武器:なし



 ▲




「…………なんぞこれ?」



 そう呟いた私は悪くない。


いきなりわけわかりませんよね。3分で考えたプロローグですから仕方ありません。

10分で書き上げましたからね。

完結目指すとしたら、その時には本格的に書き直すと思います。

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