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#2-0.酒場の主ヨナは死んだ

まじらぼ第2話、はじまりです。

2話は、1話の冒頭の殺人事件の捜査となります。

今回も一つの章で一話完結のスタイル。文字数は約5万4千文字。

どうぞよろしく!




 その夜、『歌うクジラ亭』の主・ヨナは、一人で店じまいをしていた。


 いつもは妻のサナと共に片付けと床の清掃をするのだが、この日は妻を怒らせてしまい、一人で店じまいすることになってしまった。


「あんな怒ることないじゃないか。そりゃ、ちょっと予定外の借金をしちまったけどさ」


 ぶつぶつつぶやきながら、イスをテーブルの上に上げてゆく。


 夫婦ふたりでやっている小さな飲み屋である。テーブル席は五つしかない。


「まあ明日になれば機嫌も直るだろう。それに、《《アレ》》を手に入れたんだ。借金なんかすぐ返せるさ」


 つぶやきながら床をモップ掛けする。すると、テーブルの下に銅貨が1枚、落ちているのに気づいた。


「早速、運が向いてきたか?」


 かがんで銅貨を拾い、ヨナは笑みを浮かべた。


 その直後だ。ヨナは背後に人の気配を感じた。


「誰──」


 振り向きかけた瞬間、ガツン! と頭に衝撃が来た。


 硬く重いもので殴られたのだ。


 痛みより衝撃が勝り、ヨナの意識は一気に遠のいてゆく。


 死ぬのか…オレは……。


 床に倒れたヨナは、薄れ行く意識の中、それを悟った。


 借金に追われる日々とサヨナラできるなら、いい…か……。


 それが、ヨナが最期に思い浮かべた思いだった。




 かくして、酒場の店主ヨナは死んだ。



次から2話本編開始です。

どうぞよろしく!


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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質問やツッコミも大歓迎ですよ!

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