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宇宙船は俺の楽園~百年の眠りから目覚めた、孤独な億万長者~  作者: まいぷろ
第18章:カジノオーナーの選択

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96.リゾート惑星ベリタス

17章のあらすじ

登場人物:佐々木啓介(30歳、男性)、リベラ(船のAI、女性)、宇宙商人・ギル(130歳、男性)、ノア(30歳、カジノ専門家/副代表、女性)、メイリン(29歳、なんでも屋、女性)

アヴァロン完成まで1ヶ月。佐々木たちはハイローラー開拓の旅へ。惑星カースの領主に対し、リベラは「金より信用が欲しい」と切り出し、アヴァロンの最初の客になってほしいと勧誘。そのために「困り事を何でも解決する」と提案し、資源調達力と自爆船団の戦略で実力を示し、領主の関心を引く。宇宙海賊拠点での資源採掘依頼を獲得する。

リゾート惑星『ベリタス』。

巨大なドームに覆われた屋内ビーチでは、白い波が打ち寄せていた。


メイリンは、その人工の波の上で、見事なバランスでサーフィンを楽しんでいた。


佐々木とノアは水着姿でパラソルの下、ビーチベッドに寝転んで話をしていた。


「リベラ、まだかなぁ」

ノアは空を見上げた。


ここへ移動してから一週間。


ノアはここにあるカジノ『ラグーナ・パレス』でハイローラーをアヴァロンに呼び込むきっかけを掴もうと考えていた。


しかし、そのための資金が少なすぎるため、リベラにアークへ換金可能な資源を取りに行ってもらっていた。


「ねえ、佐々木。私、ついていくって言ったのに、カースでもここで役に立ててないね…」


佐々木はそう言ってしょげるノアの髪を優しく撫でた。

「全然気にしてないよ。むしろ、こんないい所にノアと来れて良かったと思ってるよ。気にせず、メイリンのように目いっぱい楽しんで」


ノアは佐々木を見つめ、嬉しそうに微笑んだ。

「私、今夜はサービスしたい気分だわ」


「サービスですか?いいんじゃないでしょうか」

ビクリとするノアの後ろのパラソルから、リベラが現れた。


リベラの後ろには、水着姿のアテナもいた。

うち(アヴァロン)の建築の参考になりそうだし、何より楽しそうなんで、ついてきちゃったよ。ノアちゃんは今日もかわいいねぇ」


メイリンも、佐々木たちのもとに戻ってきた。

「ささきー!サーフィンって初めてしたけど、むちゃくちゃ楽しーな!アヴァロンにもこれ作って!」


佐々木は笑いながらいいよと答えた。


佐々木の答えを聞いたメイリンはビーチベッドで横になる佐々木に飛び込んで顔を近づけた。

「やったー!今夜はサービスする!」


「昼間っからサービス予約が複数入るなんて、ハーレムの主は大変だね」

アテナの声に、メイリンは視線を向けた。


「あっ、ねえさんも来てたんだ。今の話、聞いてた?佐々木の許可がおりたから、お願い、コレ作って!」


メイリンはおもちゃを欲しがる子供のように、白い波の立つプールを指さした。

「わかった。後でここの施設の管理者に会いに行ってくるよ」


「ありがとー!よーし!じゃあ、みんな揃ったみたいだし、パーッと豪華な昼食にしようぜ!」

メイリンが声を張り上げた。


テラスレストランでの昼食中、ノアはリベラに尋ねた。

「リベラ、どんな資源を持ってきたなの?」


「ギルさんに出発前に相談したところ、市場価格に影響を与えない『金』にしておけと言われましたので、それに従いました」

リベラは言い、先ほどカジノに収めてきたこと、換金後スタッフが合流してくれることを伝えた。


昼食の途中、一人の女性が佐々木たちの元にやってきた。

その女性はカジノのVIPスタッフで『レイラ』と名乗った。

レイラは、品のあるタイトな制服に身を包み、知的な印象を与えた。


ノアは彼女の隙のない立ち居振る舞いを見ていた。

これがハイローラーに対するカジノ側の最高レベルの接待だと直感した。


「我々のカジノにお越しいただきありがとうございます。先程リベラ様よりお納めいただいた金属の換金が終わりました。ご確認をお願いします」


リベラがそれを受け取り、確認した後、ゼロがたくさん並ぶ証明書を佐々木に渡した。

佐々木はそこにサインをした。


レイラはすぐに続けた。

「現在、お客様のお泊りはどちらでしょう?よろしければ、当リゾートの最高級スイートルームが、空いておりますのでそちらにお移りになりませんか?」


メイリンが高いんでしょ?と聞くと、レイラは笑顔で答えた。

「いいえ、お代は結構です。ささやかですが、当カジノからのおもてなしとお考え下さい」


佐々木の許可を得て、リベラが依頼に応じた。

「お部屋の移動は、こちらでご協力させて頂きます。その他、滞在中必要なものがあれば何でもおっしゃって下さい」

すべてが無料であると頭を下げた。


ノアは驚きを隠せず、リベラに耳打ちした。

「一体、いくらカジノに預けたの?」


リベラは微笑んで答えた。

「100億クレジットです」

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