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宇宙船は俺の楽園~百年の眠りから目覚めた、孤独な億万長者~  作者: まいぷろ
第17章:カジノと信用

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89.客寄せの戦略

16章のあらすじ

登場人物:佐々木啓介(30歳、男性)、リベラ(船のAI、女性)、宇宙商人・ギル(130歳、商人、男性)、メイリン(29歳、なんでも屋、女性)、アテネ(32歳、建築師、女性)、セレネ(28歳、エンジニア、女性)、ノア(30歳、カジノ専門家、女性)、アード(80歳、老設計士、男性)、リーナ(22歳、ロボット工学者、アードの孫娘、女性)、オリーヴ(75歳、レーザー砲設計者、女性)、ゼウス(80歳、エンジン技術者)、ゼロ(ゼウスのアンドロイド、女性)

佐々木とリベラはアークへ帰還し、新たな協力者であるゼウス(デジタル意識)とオリーヴを迎え入れる。リベラは、ナノマシン資源とRCRロボットによる4ヶ月でのアヴァロン完成計画と、資源隠蔽のためのカジノ計画を説明し、両者は正式にプロジェクトへ合流。ゼウスは新しい義体に入り若返った姿で登場。ギルはゼウスの最新技術と佐々木のモテぶりに驚く。佐々木はセレネ、ノア、メイリンと夜を過ごし、ノアとメイリンの過去の告白を聞き、皆を守ると誓う。

環境光が穏やかに室内を照らし、佐々木はベッドの上で目を覚ました。


隣で眠っていたノアは、すでに目を覚まし、佐々木の寝顔を見ながらニコニコと微笑んでいた。


「おはよぅ…」

ノアが佐々木と一緒に寝る日は夜遅くまで語り合うのが日課となっていた。

まだ寝たりない佐々木は再び眠ろうとしたが、ノアが今日の予定を話しだした。

「今日は少しバタバタするわ。社長がアークに来るの。そろそろ開店に関する話でもするのかもね」


「そうか、ギルがくるんだ。じゃぁ身支度をしないとダメかな」


そう言って起きようとする佐々木の上にノアがのしかかった。

「まだ時間があるから、もうちょっとダラダラしましょう」


---


身支度を整え、佐々木とノアが食堂に現れた時、室内にはリベラとメイリンがすでにいた。


そして、ギルもすでに到着していた。

「いいねぇ。若いというのは…」


3ヶ月以上共に過ごしてきた2人には、この程度のイヤミは効果はなかった。


2人が朝食の準備をした所で、おもむろにギルが話しだした。

「今日来たのは他でもない。アヴァロンの完成が残り1ヶ月に迫ったからだ」


予想通りといった顔で、佐々木とノアは顔を見合わせた。

「だが、豪華なカジノが完成しても、客が来なければただの倉庫だ。そろそろ客について考える必要がある」


「広報活動は今のところ、一切行っていませんからね」

リベラもこの状況を認識していた。


「そうだ。宣伝も、広報も、一切やっていない。機密保持も大事だが、このままでは、どんなに完成度が完璧でも、客は来ない。」


ノアがギルに言葉を返した。

「社長の言う通りです。しかし、アヴァロンはハイローラーをメインの客層とする予定ですので…」


ギルはニヤリと笑い、ノアの言葉を遮った。

「そうだ。じゃぁそのハイローラーをどうやって呼び込めばいい?」


「社長のコネクションを使うのではダメなのですか?」

ノアは素直にギルに質問した。


「ダメだな!」

ギルはノアの問いにハッキリと拒否を示した。


「この規模のカジノで、最初からコネクションで繋がるレベルの人を呼ぶのはもったいない。最初は極少人数、特別に選ばれた人を招待するのが得策と思わないか?その選ばれた人が、特別な人にアヴァロンを紹介する」


佐々木は納得しつつも、最初の壁を指摘した。

「紹介制はいいね。でも、僕たちには、最初の紹介者になってくれそうな特別に選ばれた人へのコネクションがないよ」


「今はな。だが、こんな状態を打破してきた人に思い当たりはないか?」


ギルの質問に、リベラ、ノア、メイリンが順に答えた。

「佐々木様ですね」

「佐々木ですね」

「佐々木だね」


ギルはうなずいた。

「そうだ。幸いオープンまであと1ヶ月ある。佐々木、お前の強運にかけてみるってのはどうだ?ダメなら俺のコネクションを使おうじゃないか」


「おもしろそうな話だね。いっちょ探しに行ってみようよ!」

話を聞いたメイリンが楽しそうに佐々木に話しかけてきた。


「カジノの紹介なら、今回は私も連れて行って!」

カジノ準備が一段落したノアも、今回の旅には乗り気なようだった。


ギルは佐々木をじっと見つめ、不敵な笑みを浮かべた。

「じつはな、コネはないが。ひとりスーパーハイローラーの所在を知っているんだ。そこに行ってみないか?」

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