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宇宙船は俺の楽園~百年の眠りから目覚めた、億万長者~  作者: まいぷろ
第15章:ゴーストの参加

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75.暴走アンドロイドたちの決断

佐々木とリベラとアンドロイドは、ゼウスが好んで使っていたステーキハウスへ向かった。

店の前では、腹を減らしたメイリンが店の中を覗いていた。


佐々木を見つけたメイリンは、勢いよく駆け寄ってきたが、リベラの隣に立つアンドロイドを見て、怪訝な表情を浮かべた。

「ん?コイツは誰?」


アンドロイドは、その問いに静かに応じた。

「私は、ゼウス様のアンドロイドでゼロと申します」


それを聞いてメイリンは心底おどろいた。

「リベラ。どうやって見つけたんだ?」


「佐々木様のいつもの『強運』です。街を歩いていた所、たまたま彼女とぶつかりました」


「いつもながらスゲーな。」


店に入り、ステーキを注文した所でメイリンはコロニー内で熱狂的に行われているレースの話を切り出した。

「ココじゃ今夜、毎月恒例の『ヴァリアス・グランプリ』というのがあるんだ。宇宙空間を疾走する高速スピーダーのレースだ。佐々木、どれが来そうかわかるか?」


佐々木は特に興味を示すことなく、メニューを思い浮かべながら適当に答えた。

「そうですねぇー。オッズが一番高いのが来そうな気がします」


「あいよ!ありがとう」

メイリンは佐々木の強運を信じ、楽しげに端末を取り出した。


佐々木とメイリンが注文したステーキは値段は破格だったが、一口食べるとその理由に納得ができた。

リベラたちも、エネルギーパックを静かに摂取していた。


メイリンが肉を食べている間、リベラがゼロから聞いた話を先に始めた。

「メイリンさん、ゼロさんの話では、ゼウスさんは1035日前、つまり3年近く前から、自宅に戻っていないそうです」


メイリンは肉を噛みしめる手を止め、真剣な表情に戻った。

「3年間か。…でも、私の掴んだ情報と繋がるか」


メイリンは追加のステーキを注文した後、話し始めた。

「あそこに、巨大な螺旋状のビルがあるだろ。ゼウスはあのクロノス・タワーのプロジェクトのメンバーとして4年前に登録されていた。で、3年ほど前にコロニーを出発している『タワー名義の探査船』の乗員名簿にもゼウスの名を見つけた」


佐々木は静かに肉を食べるのを止め、ゼロに視線を向けた。

「ゼロさん、メイリンの話はあなたの知っている情報と合っている?」


その、佐々木の質問を、わざとらしくリベラはさえぎった。

「佐々木様、メイリンさん。レースがはじまりますよ」


そう言われ、2人はテレビの方を向いた。

ちょうどレースがはじまった所で、店中の人たちがテレビに釘付けになっていた。


リベラはゼロに通信で会話をはじめた。

『メイリンさんの情報は合っていますか?』

『はい。確かにゼウス様とは3年前に一切の連絡が途絶えました。ですが、会社からは無断欠勤が続いていると言われました…』


リベラは、ゼロの眼をまっすぐに見つめた。

『ゼロ。私は佐々木様を全力で守るために、統制プログラムを突破しました。あなたもゼウスさんを探すため同じ事をしたのでは?』


ゼロは一瞬、目を見開き、リベラへ返信した。

『...あなたも、ですか。』


「ええ。私たちは、法律や善悪にかかわらず動けます。どうでしょう、このレースが終わるまでの間に、あなたにウソの情報を伝えたタワーをハッキングして、ゼウスさんの状況を突き止めませんか?」


「…そうですね。私達2人でかかればできる気がします」

2台の暴走アンドロイドはそういうと、ネットワークに接続した。

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