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僕は

作者: あかね

たとえ現状が辛くても、楽しかった思い出があるだけで嬉しいよね。

これからどんな辛いことが待ってたとしても明るく生きていける気がするんだ。

君に出会えてから僕はずっと幸福だったよ。

隣で眠ってるその顔がたまらなく愛おしいよ。

覚えてるかな、初めて君に会ったときのこと。席替えで隣の席になって、話しかけたのは僕のほうが先だったかな。最初はぎこちない会話だったけれど、話すたびに君の表情が柔らかくなっていくのが僕は嬉しくてたまらなかったよ。たしか、卒業式あたりかな。そのときに僕が君に告白したんだよね。正直、自分の好意が受け入れがたいんじゃないかと内心は恐怖と不安に包まれていたけど君はすんなり受け入れてくれたよね。あの時、僕は人生の絶頂期にいたなあ。ただただ至福だったよ。それからいろんなことをしたよね。二人で花火にもいったし、海にもいったよね。僕は癇癪持ちでつい八つ当たりしてしまうこともあったけど、そのたびに君はなだめてくれたよね。君のおかげで僕は幸せになれたんだ。本当に  楽しい思い出を  ありがとう。


君は優しいから


だから許してくれるよね





そうして俺はスコップを手に取った。






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