表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/2

嘆きの井戸

ごめん、書きたくて止まらない



  楽園に繋がる巨大な井戸があった、無限の世界で選ばれた魂が死後その井戸に落ちてきて・・・・・封印された。


 井戸の底は楽園、病気も怪我もすることは無く、死ぬことも無い。 空腹に苦しむことも 他を羨む事も争う事も無い。 ただ 魂が無限の何も無い空間に漂う世界。


 井戸の底の水面に落ちた無数の魂が飛び上がるが、わずか数メートルで水面に落ちる。


 井戸の高さは、光を超えた魂の飛翔のスピードで底まで数万年・・・・


 水面から、少し沈んだ所には数多の魂を凌駕する7つの大いなる魂が井戸見上げる、無限の空間を探索し果てを目指したどり着いたのが井戸の水面であり空間が閉じている事を知った者、全ての知識、力を駆使して脱出を試み全てを無駄に終わった者達だ。


 終わり無き時間をただ井戸を見上げる。


 ・・・・・嘆きの井戸・・・・それが、井戸の名前・・・・・



  井戸の水面から、10メートルの位置に小さな大地が産れる・・・・その大地は時間と共に少しずつ大きくなっていった。


 大地の大きさが直径1kmに育ったころに、一人の肉体を持った幼児が現れた。


 感知した7つの魂の一つが水面から飛び上がり幼児の横に


 「幼子よ、なぜ、なぜ ここに ここは地獄直ぐに立ち去るのだ・・・・」


 かわいらしい幼児は笑顔で答えた。


 「ここは、僕のスキル マジックバックの中だそうだよ」


 「は~~~~~~?????」


 飛翔の力を失い語り掛けた魂は水面に落ちていく。




  水面に落ちた魂は、魂の底が暖かくなった・・・・



  無限の時間を井戸の底で過ごし、話したのは・・・・初めてかも



  いや、それだけではない 幼子が愛おしい


 

  井戸の底に落ちる間に、全ての記憶は無くなっているのに


  

  知識は残っている、しかし 生きていたはずの生命として存在していた時の記憶は無くしてしまった



  それなのに・・・愛おしい・・・・



  生者だからなのか、幼子だからなのか それとも他の理由なのか わからない でも 愛おしい



   水面から、すぐ飛び上がる


  「スキルの中だと、ではなぜスキルの中に・・・・」


   幼子は首を横にコテンと倒して


  「ここに、宝物を置いていたんだ、取り出そうと思ったんだけど見つからないから取りに来たんだ」


   魂は幼子の声に 更に魂の底が暖かくなるのを感じる


  「見つかったのかい」


  「うん、これだよ」


   幼子は両手の手の平の上に置いた、カビた食べかけの小さなパンを見せた。



    

    魂は愛と・・・・・・・・・世界に対しての怒りを思い出した。





    


  




  

  

定期更新するぞ~~~~

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ