EYEで離れる
樹と集。これが凪の幼馴染である。
凪の家族と樹の家族と集の家族は、同じマンションで育った同い年。
3人が生まれる前から妊娠中だった3人の母親は共通点が多くあり、仲が良かった。
それにつられ、凪が女の子、樹・集が男の子だとゆうことにも関わらず3人はずっと仲良く遊んでいた。
しかし。
中学1年の秋の日。ちょうどその日は集の誕生日であったその日に、3人の間には隙間が生まれた。
朱莉というかわいらしいクラスの人気者の女の子が集が眼鏡をかけているのに…眼鏡レンズを石で、割った。彼女は悪気はなかったと泣くが、当然集の眼鏡レンズは割れて集の目の角膜が傷ついた。
集が好きだった凪は、集の誕生日プレゼントの代わりに角膜移植を持ち出した。
しかし角膜移植には大変な費用がかかり、凪の家庭が出すと凪は言った。当然費用を凪の家から出すとなると、凪の家は生活が苦しくなり、隣の地方にある実家住まいとなると凪の家族は猛反対した。
「それならバイトする。自分で稼いで集を救う。」そうやって救われた集を、樹は妬んだ。
樹もまた、凪が好きだった。ずっと一緒にいられなくなる原因は、集にあるんだと集をひどく嫌うようになった。居づらくなった集は移植後、引っ越していった。
さらに樹を責める凪は、「もう樹とは話さない。絶交。」と言い、3人は離れ離れになっていった。
まさかこの3人が、また出会う日が来るなんて誰も思いもしなかった。




