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新大陸を開拓するため、幼女型モンスターに魂を転送した魔女は、後に邪神と崇められる(自力で幼女になりたかっただけやのに!  作者: 椎名 富比路
第七章 魔の高山エリア! 幼女はダウンサイズする!(うちは最強の生命体になりたいわけやないんよね~

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第65話 幼女、惜しげもなく装備を破壊する

 大天狗エンシェント・イーストエルフが死ぬ……と思われたが、やつの体内で何かが発動した。

 すぐに大天狗が、息を吹き返す。


「まさか、【半永久器官】!」


 ウチにも搭載されている、第二の心臓のことをいう。魔力のリアクターとしても機能するが、半永久器官は予備心臓にもなるのか。


「そりゃあ、搭載されているわなあ」


 そうとしか、感想がなかった。


「そんなことは、想定済みなんじゃ! おらああ!」


 ウチは、バイオジャケットを相手に放り投げる。

 

 どうしてウチが、【半永久器官】を縮小し、バイオジャケットという装備を作ったか。

 決して、民間レベルにまでダウンサイズして、冒険者に活用してもらうためだけではない。


「こうするためじゃあ!」



 ウチは、妖刀をグイッと引っ張った。


 バイオジャケットと大天狗が、妖刀を介して密着する。


「死ね、アホンダラが! くらえ、【自爆】ッ!」


 リアクターを暴走させたバイオジャケットが爆散して、大天狗を飲み込んだ。


「おおおおおおお!」


 大天狗の半永久気管に誘爆し、全身を破壊する。 


「ぬううう! 見事なり。だがこれで勝ったと思わぬことだ! ここを制覇できても、ドラゴンの住まう【竜の巣】エリアは誰も――」


「邪神ショット!」


 ウチは大天狗の眉間にショットを撃ち込んで、とどめを刺す。


 これで、残りの邪神ショットは一発だけとなった。バイオジャケットも、半永久気管も、最悪作り直しになる。


 それでも、勝てたからいいか。

 

 

 大天狗が倒されたことにより、すべてのイーストエルフも破壊された。

 もっとも、まともに動いているイーストエルフは、数えるほどしかいなかったが。


[テネブライ:【高山エリア】をすべて制覇しました。高山エリアはこれより、アトキン・ネドログに譲渡されます]

 

 はあ。長かった。


「やっと終わったかぁ」

 

 フラフラになって、ウチは倒れ込む。

 

「アトキン。あなたは、とんでもない人ですね」


 大天狗の死亡を確認して、クゥハが剣を収める。


「装備を捨ててまで、勝つなんて」


「あそこまでせんと、倒されへん相手やったし。バイオジャケットは、そもそも使い捨てが前提の装備やったからな」


 強い相手だった。


 もしクゥハたちがザコを引き受けてくれなかったら、かなり危なかったかも。


「でも、装備は作り直しなんよなあ……」


「そうでもないみたいですよ。アトキン。ほら」


 なんと、なくなったはずの【半永久器官】が、三つも手に入った。しかも、最初に手に入れたときより大きく、高出力である。

 これなら、バイオジャケットも強化できそうだ。


「それに、自律兵器も手に入りましたよ」


 小型のイーストエルフが、ウチの側で飛び回っている。意思はないようだが、ウチについてきてくれるらしい。


【ファミリア】か。ということは、召喚獣扱いになるのだろう。


「カニエが動かすか、これを」


 今のところ、カニエに戦闘を任せることは考えていなかった。ここでちょっとくらい戦えるように作り直したら、自衛くらいは可能になるかと。


『先生のお好きに、なさってください。私としては、研究に専念するだけでもありがたいので』


「さよか。ほな、いっぺんテストしよか」


 この自律兵器に、カニエのフェアリーを組み合わせてみるとしよう。


 

「せやけど、重火器型よりかは、魔法の杖っぽくしたほうが、軽くて扱いやすいかもなあ」


 邪神ショットに関しては、まだまだ改良の余地がある。

 

 

 それにしても、【竜の巣】エリアとは?



(第七章 おしまい)

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