表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新大陸を開拓するため、幼女型モンスターに魂を転送した魔女は、後に邪神と崇められる(自力で幼女になりたかっただけやのに!  作者: 椎名 富比路
第六章 海底神殿! 幼女は魔族の親玉と勝負する!(そこら中で派手にやったる

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/64

第51話 幼女、目からビームを撃つ

 ウチは潜水艇を使わず、素の泳ぎで陸地を目指す。



「おっ。ええ的がウジャウジャおるやん?」


 ダゴンや魚人の群れが、神殿の跡地から湧いてきた。神殿を荒らしたウチを、追ってきたか。

 

 ウチは、触手の先端にある魔力リアクターに、魔力を込める。リアクターは宝玉でできていて、魔物の目玉のようにも見える。


「【半永久器官】の性能、試させてもらおかな。喰らいや! 【邪神ビーム】ッッッ!」


 純度の高い魔力砲を、群れに向かって撃つ。

 この技の正式名称は、【パーティクル・キャノン】という。クジラ型巨大戦艦が使っていた、魔力砲の小さい版である。


 ウチが放った魔力ビームによって、群れの大半が蒸発した。


「ええやんけ。一発の魔力はかなりエゲツないのに、器官のおかげで全然魔力が減らん」


 機関でなく器官というあたり、触手のような新しい器官というか、内蔵の役割なのだろう。


 その後もキャノンを連発して、あっという間にダゴンらは手下ともども片付いた。


 さて、陸地も見えてくる。

 

「ただいま」


 ウチは、海底神殿から陸に上がった。


「おかえりなさい、アトキン」


「ただいまじゃないですよ、先生っ! なんですかそんな、おつかいから帰ってきたみたいなリアクションは!?」


 いつもどおりのクゥハと対照的に、ウチの弟子カニエは早口で激昂する。


「まあまあ。みやげもあるさかい、大目に見てや」


 ウチは、戦利品をカニエに提供する。


「わーい、海ぶどうだ!」


 カニエより、メフティのほうが喜ぶ。


「その海ぶどうな、魔力回復効果があるねん。カニエ、さっそくポーションに作り変えてや」


「承知しました。先生」


 カニエが、海藻類をアイテムボックスに詰めて引っ込んだ。


「ところでクゥハ、ダゴンは来たやろ?」

 

「来ましたよ」


「その様子やと、相手にはならんかったみたいやな」


「ですねえ。もう少し歯ごたえがあると思ったんですが」


「戦艦は、あんたに任せてもよかったかもしれんなぁ」


 大量のダゴンでも、クゥハの敵ではないか。


「いえ。海底神殿が変化したんですよね? 海に潜れないワタシでは、戦えませんでしたよ」


「ようゆうわ。あんたやったら、陸地からでも楽勝やんけ」


 クゥハの場合、地表から剣閃を飛ばして、戦艦を真っ二つにするだろう。クゥハなら、やりかねん。硬いテネブライの山を、剣閃で両断して鍛えていたくらいだ。


「ですが、これでようやく、あなたとフィジカル面でも対等に戦えそうですね」


「せやな」


 やはりクゥハは、最初の当時から持て余していたか。


「純魔やから時間がかかったけど、ウチかてかなり強くなったはずねんよ。あんたくらいは」


「はい。ひしひしと伝わってきますよ」


「再戦してみるか? それで、どっちが完全なテネブライの支配者なんか、決めようやないか」


「テネブライ【最強】の決定でいいです。支配は、あなたがなさってくださいな。みんな、あなたを慕っていますから」

 

 なら、そうさせてもらうか。ただ……。


「最強の称号は、譲られへんなぁ」


「だったら、戦うしかないですね」


 こうして、クゥハとの再戦が決定した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ