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新大陸を開拓するため、幼女型モンスターに魂を転送した魔女は、後に邪神と崇められる(自力で幼女になりたかっただけやのに!  作者: 椎名 富比路
第六章 海底神殿! 幼女は魔族の親玉と勝負する!(そこら中で派手にやったる

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第50話 幼女、海洋エリアの報酬をもらう

[【海洋エリアのボス:ヒュドラ】を討伐しました。これにより、海洋エリアの支配者は、アトキン・ネドログとなります]

 

 脳内に、アナウンスが流れる。 


「なぜだ? わタしはなぜ負ケる?」


 体が半分になりながらも、ヒュドラは完全には消滅していない。

 

「あんたの思い上がりや」


 ダゴン側の戦略が、明らかにとっちらかっていた。

 相手をしている側から見ていると、ダゴンたちの戦略は「なにがしたいんだよ」と思いたくなる。 


「あんたもウチと同じ、人間がベースなんやろ?」


「そウだ。我々は、お前の存在に目をつケた」


「どういうこっちゃ?」


「オ前は我らダゴンを取り込ムことデ、テネブライの瘴気を克服シタ。ナラば、その逆もでキるだろうと、我らが主はオ考えにナラれた」

 

 魔物側が人間を実験体にして、ダゴンと組み合わせたのか。


 テネブライに入り込んだ冒険者などを利用して、さらってダゴンとかけ合わせたらしい。

 あの魚人は、その成れの果てだろう。

 まともに強くなれたのは、ヒュドラくらいだったわけだ。


「だが、弱点はアった。著シく、戦闘力が下ガる。また、人の生活にナじミぎる個体も現レた」

 

 戦う力を失っても人間として生きるか、ダゴンの誇りのために生身で生活するか。


「結果我々は、戦闘母艦を作っテ、地上を海洋エリアから破壊すルトいう案を出シた。費用なド、度外視して」


 議論は、戦艦案を出した強硬派が勝ったらしい。


「とはいえ、どちらのアイデアも、お前一匹のせいで潰された。我々ダゴンは、お前の手で滅びたわけだ」


「ウチのせいやない。どのみち他者を受け入れず、自分たちが支配者やと思っとるヤツらなんぞ、滅びて当然なんや」


「偽りの神ヲ騙るダゴンもどきなンぞニ、言われたクない!」


「だが、結果はこうや。ウチは共存を選んだで。おそらくウチと同化したこの個体も、人間と暮らすことを選んだんとちゃうか?」


 これだけウチとの同化に、文句を言わないのだ。そうとしか、考えられない。


「協調性のないやつは、どこでもやっていかれへんのじゃ。いくら世界に飛び立つ知恵や実力があっても、や。覚えとき」


「口惜しイ。オのレ、偽リのダゴンめ」

 

 ヒュドラが、消滅していく。

 最後まで、ウチの話を理解できなかったようだ。


「そういうところや、ちゅうねん」

 

 さてさて、気を取り直して戦利品を、と。


[【半永久器官】:ダメージ、魔力の消耗が三〇%減。さらに魔力・体力が一〇%回復と、リジェネ効果あり]


 ウチの腰に、新しい器官ができた。半球状の魔法石がついている。どうやら、リアクターの役割を持っているらしい。


「『機関』やのうて、『器官』なんやな。魔物らしいで」

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