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第0章 プロローグ 80のおじいちゃん転生します

2020年 日本 古武術道場

月天流刀術(げってんりゅうとうじゅつ)の現当主

月山(つきやま) 刀示(とうじ)齢80歳

現代最強の剣術家としての人生に幕を下ろそうとしていた。

「ずっと剣の道を生きてきた 剣を極めてきた,,,,,, これ以上ない人生,,,,, これ以上ない弟子 そしてその弟子たちに囲まれ、死んでいく最高の終わり。幸せだ,,,,, なんの悔いもない,,,,,」


弟子たち

「うぅううぅ,,,, 大当主さまぁ,,,,,, 」


刀示:【これで,,,, 心置きなく,,,, いや? 本当にこれでいいのか? 最高か?? いやワシ剣しかしてない,,,, いやいやそれでいいではない,,,, あれ? 周り弟子しかいない,,, 友達とかと一緒に遊ぶみたいなことしたことない 野営はあるけどキャンプもしたことない そもそも友達とかいな あれ? 恋とかしたっけ?? いやそもそも女子と話したことすら,,,, 手も繋いだこともない,,, 死ねない 死になくない 待ってワシだって恋したい 結婚してない したいぞぉお やってないこといっぱいあるじゃないか 嫌だ死にたくない嫌だぁああああ】


ドクン,,,


【あぁ死ぬのか,,,,,

悔いだらけじゃないか,,,

青,,,, 春,,,,した,,,,か,,,,た,,,,,,】


声:なら転生してみますかな?

は? 転生?


辺りに白い光が包み込む

眩しい


刀示:なんじゃこれは? 白い部屋?


謎の紳士が目の前に立っている


刀示:年は50位か? 誰じゃ?ここはなんなんじゃ? 死後の世界か?


謎の紳士:ここは現世とあの世の狭間 あなたが死んだので私がお呼びしました


刀示:呼んだ? 何故ここに?


紳士:申し遅れました 私は 死神 人の死を司る神の一柱、名をタナトスと申します 冥界を統べる長でございます。


刀示:ほぉ その死神のタナトスさんがワシを呼ぶとは、要件はなんじゃろうか?


タナトス:あなたの死の間際の願い 後悔が私まで届きました。強い願いに引き寄せられた結果ですねぇ。人生やり直してみませんか?


刀示:生き返れるとでもいうのか?


タナトス:生き返れますよ?違う世界で....ね?


刀示:違う世界? ん?? あれか弟子たちが言ってた異世界転生とかいうやつ


タナトス:今流行ってますものねぇ。異世界転生物。それです。説明が楽で助かりますよ、本当に 昔は概念からの説明がしんどくて,,,,ブツブツ


刀示:よいよい わしも聞いただけじゃしわからんことの方が多いから,,,,


タナトス:ははは それでですね 行ってくれると我々も助かるのですよ。向こうに渡る時に次元が空いて向こうに魔力が流れる仕組みになります。 向こうは魔法と剣の世界魔力が世界にないと魔法が使えない。今向こうは魔力枯渇が問題化してましてね色々な世界から集めてるんですよ。


刀示:しかし地球には魔法は無いはずだが?


タナトス:ありますよ。使い方を伝えていないいないだけでちゃんとね。才能があるものだけが無意識に使ってるのが超能力と言われているものですね。あなたたちの世界では胡散臭い力のひとつになってますがね。


刀示:確かにそういう話は聞くなぁ


タナトス:あなたも無意識に使っていましたよ。あなたの剣術(刹那の見切り)あれはスキルの一種で魔力を媒介にしていますね。どんな攻撃も避けられた上に、反撃も思いのままだったはず。それを努力だけで開眼しているのが異常ですけどね。


刀示:そうだったか。一瞬止まったように見えたのは


タナトス:スキルの効果ですねぇ


刀示:まさか使っていたとは,,,


タナトス:さてそろそろ向こうに渡る時間ですね。もともと持っているスキルはそのままに定番のアイテムボックスと鑑定を渡しておきます。必ず役に立ちますよ。これらスキルはレベルを上げるとできることも増えるので積極的に使ってください。では良き異世界ライフを。向こうに行けばあなたの体は15歳で作られるので好きに生きてくださいね。

タナトスが指を鳴らすと刀示に体が消えていく。


刀示:新しい世界で再度スタートか,,,,まだ見ぬ強敵,,,,そして恋愛,,,今度こそ始まるのだ,,,,生きるべき人生が,,,,


異世界アルカディア 魔法と剣が飛び交う世界 龍が空を舞い魔物が大地を蹂躙する そんな中最弱の人族達は戦うすべを身につけ、生活していく。ある者は冒険者として魔物を狩って、一攫千金を目指し、ある者は国に仕え騎士として人々を守り、またある者は魔法を極め、広めていった。


木の枝葉から雫が落ちた。ぴちょん 下で寝ていた青年の鼻を濡らす。


刀示:うーん ここは,,,, 森の中? ん?身体が軽い? そうか15歳からスタートってタナトスが言っておったな。ん?袋が落ちてる,,,何が入っているかな?ん??魔法の袋? 大容量の物が入る? なるほど、これが鑑定と言うやつか,, 確かにこれは便利じゃなぁ,,,, 周りもどうじゃ? ヌクギの木 石 土 こんなものまで出んでもいいのだがなぁ。


謎の声:設定しますか?


刀示:!!!!!! なんじゃ?設定??誰かおるのか?


謎の声:私はサポートスキル スキルの説明や今後のサポートをするように冥王タナトスにより作られた存在です。

何かあればお聞きください。


刀示:おぉこれはありがたい限りじゃ。感謝しておこうかのぉ

早速聞かせて貰うが袋の中はどうやって見るのじゃ?


サポートスキル:魔法の袋の留め具にある宝石の部分に指をあてるとウィンドウが表示されます。出したい道具を指で押すると取り出せます。


刀示:ほうほう。どれどれ。


ウィンドウ起動 1.聖樹の木刀 2.衣服セット 3.スキルの珠×3 4.パン×99 5.干し肉×99 6.水500mlペットボトル×99 7.皮の防具一色


刀示:色々入っとるなぁ.... しかし武器が木刀って,,,ほかはわかるがスキルの珠ってなんじゃ??


サポートスキル:スキルの珠...好きなスキルを覚えられるアイテムです。レア度は10 最高レアです。


刀示:ほぉお そんなすごいものいいのか?? タナトスさん 奮発してくれたんじゃなぁ。ありがたいのぉ それなら木刀じゃなくても,,,,


サポートスキル:聖樹の木刀 レア度5 付与スキルは不壊


刀示:不壊?壊れないということか? すまんタナトスさん相当すごいものじゃった ありがとうのぉ じゃあまずは木刀を押して取り出しじゃ


シュン!! 木刀が右手に現れた。


刀示:これはなかなか面白いものじゃのぉ ん??


なにかの気配を感じる,,,,

ガサッ ズンッ 茂みの中から黒く巨体の狼が飛び出してきた!


刀示:おいおいさすがに大きすぎじゃろう,,,, まるで化けオオカミじゃな


巨体狼:ぐあああああ


爪で襲いかかってくる


刀示:ならその前足もらおうかの


木刀で前足を薙ぎ払う そのまま前に出て下から首を一突きする


刀示:木刀じゃ切れんしのう,,,, まぁこんなものかぁ


サポートスキル:アイテムボックスへ収納しますか?


刀示:そうしてくれるかの


サポートスキル:収納します アイテムボックスのレベルが上がりました。自動収納が発現しました。使用しますか?


刀示:便利そうじゃのう そうしといてくれ


サポートスキル:今後倒した魔物や素材等は自動で回収されます。


刀示:べんりじゃのう,,,, 便利過ぎてダメになりそうじゃ,,,,

そうじゃサポートスキルには名前はないのか?


サポートスキル:ありません 必要がなかったもので


刀示:飛ぶ時に不便じゃからなにかつけようか


サポートスキル:主人の決定に従います。


刀示:そうじゃのぉ 日本の女神でアマテラスというのがいてのぉ 全知全能じゃし それで行こうか 今日からお主は天照大神からとってアマさんじゃ


アマさん:了解しました 名称アップデート完了 アマさんで起動します


刀示:よしアマさん まずは動くとしようかのぉ


アマさん:了解しました


刀示:まずは山頂でも目指して行こうかのぉ 食べ物もある事じゃしのぉ


山頂を目指す青年1人 魔境と呼ばれた危険区域とも知らず奥へと進み出した。この後の刀示はどうなるか,,,,

次へ続く

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