11話
一同(そうだった、魔族と同居してた、シドになんて言おう)
ミラ「美味しそうな鍋ね!マリア温め直してよーーー!」
マリア「はいはい!直ぐ温めるわね!」
思念伝達魔法を使うマリア
マリア〈シドさん、ミラには私達が勇者や賢者、覇者であることは口にしないでください〉
シド〈わかった〉
ミラ「アムス!やっと他の魔王候補も野菜に興味を持ち始めたわよ!」
アムス「そらそうだろ、魔獣丸呑みしてたお前らからしたら野菜の栄養素は身体にすぐ効果がでるだろうしな」
ミラ「そうなのよね!私もお肌の艶が野菜を食べ始めてから全然ちがうのよね!」
マリア「はい、どうぞ!カイトが釣ったアンコウとアムスの野菜のアンコウ鍋ね!アンコウのコラーゲンでお肌プルンプルンになるわよ!」
ミラ「いただきまーーす!」
がっつくミラ
ミラ「野菜と魚を食べる機会が増えて領民みな痩せたのよね、でも体力は増えているのよね!てか何このトロトロの美味いの!」
角がニョキニョキ伸びるミラ
カイト「肝だな!アンコウはそこが1番美味い!」
ミラ「この酸っぱいタレがその肝を更に引き立ててるわね!」
マリア「さすがミラね、それはポン酢よ、合わせ調味料に柑橘系の果実を搾ったタレよ!それにこれを足してみて」
紅葉おろしを勧めるマリア
アンキモの上に紅葉おろしを少しのせポン酢にくぐらせるミラ
ミラ「また死ねるやつが出てきた、本当にマリアは天才だと思うのよ」
角が伸び縮みするミラ
マリア「料理は先人が試行錯誤してレシピとして後世につないでいっているの、このアンコウ鍋も完全にオリジナルではないのよ」
シド「そうだな、必ず師匠や先生から基本を教わるものだ」
アムス・マリア・リサ・カイト「間違いない!」
ミラ「てかそこのおっさんは誰なのよ?まさか今魔族で話題の守護者じゃないでしょうね?」
アムス「ち、ち、誓っておやっさんは守護者ではない!」
マリア「シドさんは守護者では間違いなく無いわ!」
リサ「守護者ではないです」
カイト「おっさんはただの鍛冶屋だよ!」
ミラ「まぁそのおっさんから変な力は感じないしそもそもどうでもいいわよ、あなたたちにとって大切な人なんでしょ?」
リサ「さすがミラ様、私達の大切な恩人なのです」
ミラ「なら私も一緒に楽しみたいわ!米酒を私にもちょうだい!」
シド「みながあなたにお世話になっているようですね」
ミラ「私はミラ・レティス!ミラって呼んで!」
シド「ミラ殿、私はシド・ブラックスミスと申します」
ミラ「殿はいらない!ミラって呼んでよ!シドのおっさん!」
シド「わかったよミラ、でもおっさんはやめてくれ、シドって呼んでくれ、あとマリアとリサもな」
マリア「呼び捨てには出来ない!シドさんでお願いします!」
リサ「私も無理です、シド様と呼び続けます」
シド(リサがこの中で1番強そうなんだがな…)
シド「俺の弟子がこの魔族領で迷惑を掛けるだろう!その時はどうか決して魔族を皆殺しにするために力を使っている訳じゃ無い事だけ覚えていてほしい!俺の願いはそれだけだ!さぁ飲もう!」
そしてその夜は昔話を肴に更けていったのでした
ミラ・マリア・リサの順で床につき
すっかり酔いが回ったシドとロイドを知るアムスとカイトで縁側に座り夜空を見上げました。
シド「魔族領も星が出るんだな…」
アムス「そうなんだよ、ここにくるまで全く違う世界だと思ってたけどこの大地に差がないのがわかったんだ」
カイト「魔族の生活も少しずつ変わってきているのも俺達の影響なのは間違いない、それの善し悪しはまだわからないけどな」
シド「お前らが楽しそうで本当に良かった!それが知れただけで俺は満足だ!カイトまで一緒とはおもわなかったがな!」
カイト「運良く躓く前にアムスと出会えたから今があるけど行き場がなければ家族の為に漁師を諦め覇者として国に仕えていたかもしれない」
うつむくシド
シド「守護者としての力と秘宝を譲渡された時からロイドは葛藤したはずだ、武具職人として最高の武具をつくれば夢はかなう。それと同時に守護者にならなければ家族やグリーンスミス家がどうなるか」
アムス「守護者になるしかないか…」
カイト「ロイド…」
シド「ああ、だから俺にはできないが同じ霊獣の力を宿したお前らにはロイドを国王の犬としての守護者の人生ではなく武具職人としての人生に戻してやれないかと思ってる」
カイト「親友だからな!やれることはなんでもやる!!」
アムス「グリーンスミス家の名を守りながらロイドを救出か、難易度が高いな」
シド「もう眠い!寝る!」
魔族領で楽しく暮らすアムス達と人族領で苦しむロイドが魔族領で出会うのにさほど時間はかからなかったのでした。
評価・感想・いいねを頂けると励みになります!ブックマークして頂けると大変嬉しいです!




