8話
アムス「ミラ、お前の焦げた館は役所にしろよ」
ミラ「役所?なにそれ」
アムス「修繕すればまだまだ使えるだろ?」
ミラ「そうね、焦げ臭いけど使えるわ」
アムス「ミラがこの家で魔王候補としての職務を果たすのは難しいぞ?来賓や領地の魔族とどう接する?」
ミラ「そうね、仕事は館でして終わったらこっちに来るのが理想的よね」
アムス「そういう事だ、修繕の段取りしてこい」
ミラ「手配してくる!行ってきまーす!」
それからあっという間に1年の月日が経ちました。ミラの領地の魔族達は自分達で作った作物を収穫し自分達で魚を釣り、森に罠を仕掛け肉を調達し、マリアに調味料の作り方を指導され食に豊かな地へと変貌しました。
一方その頃王都では
北の塔から王都や城下町にも届くほどの大音量の大鐘の音が鳴り続ける
「ガラ〜ゴロ〜ン♪ガラ〜ゴロ〜ン♪」
王都の住人A「…………」
王都の住人B「北の塔?どうでもいいか…」
勇者の国外追放以来賢者も覇者も発見できない国に不満を募らせる国民によって戦争に反対する運動が活発になっている王都
時をおなじくして城内では
家臣「陛下―!陛下―!!」
王のもとへ駆け寄る家臣
国王「言わなくてもわかっておる。上空の紋章は守護者紋、鳴っている鐘は北の塔だ間違いなく守護者の誕生であろうな、しかしどうせ姿を見せんだろうな。もはや勇者以外確認できない理由がわからん」
家臣「もう王国民のギルドカードの所持率は100%です」
国王「王族も全て調べたからな」
家臣「行方不明者まではさすがに追えませんが」
国王「守護者は五百年現れていない守護の化身。なにより四霊獣が同時期に力を譲渡した事などない!魔族を討ち滅ぼす絶好の機会だというのに!!」
国王(勇者を国外追放したのが失敗だったのか?村人を人質にしてヤツを勇者として行動させるべきだったか)
人族領は混沌として行くのであった
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