20話
海上を漂うカイトの船
カイト(魚だけ食べている訳にいかないしな、水だって補給しなければ生きていけない)
問題が山積みな事を理解し始めたカイト
カイト(とりあえず魔族領の海域近くに無人島でもあればそこを拠点にするのも有りだな。魔族領の海域近くなら漁船は来ないだろし見つかる確率も低いだろう)
無い頭を使うカイト
カイト「考えても始まらない!とりあえず行こう!てことはまた西の村の方角だな!」
進路が決まり船を進めるカイト
そして魔族領の海域近くにたどり着き拠点に出来るような無人島を探しました。
そしてしばらくして手つかずの小さな島を見つけました。
カイト「さて、調査を兼ねて上陸しますか!」
浅瀬まで船を寄せそこからはカイトが船を持ち上げ歩きながら浜辺につきました。
カイト(この辺に船を置こう、たしかマグロの頭を触って雷ドーーーンだったな)
船首のマグロの頭に触れ雷をイメージするとマグロの頭に青龍の雷力が帯電しました。
カイト「たぶんこれでよし!」
船を安全な陸地におき島の内部へと進みました。小さな山が見え、木々が鬱蒼とし泉や湧き水も確認できました。
カイト(まぁなんとかなるか!寝床は船でいいし、ある程度の自給自足が出来る環境ではありそうだ)
カイト「腹減った!今日は飯食って早く寝るか!」
孤島を拠点とした生活が数日続きました。
カイト「大物が釣りてぇな」
海に出てイカをエサに釣りを始めましたがいっこうにあたりはなく海上で夜を迎えてしまいました。
カイト「はぁ〜今日は海上で寝るか、日の出と共にまたチャレンジだな!」
船上で一泊しそして朝日に照らされ目を覚ますと
カイト「ふわぁああ、よく寝た!」
朝食に船上で干していたスルメイカを串に刺し炙りそのまま食べ始めました。そして食べながら釣りを再開しました。そして周りを見渡すと
カイト(少し西に流されてるな、魔族領の海域に入ってる可能性が高いぞ)
そう思ったやさきしなる竿
カイト「いいあたりだ!でかいぞ!」
※覇者の力を理解して小さいあたりでも大げさにリアクションをとるようになったカイト、じゃないと釣りがつまらないからだそうです。簡単に釣るのはつまらないので気分によって数分格闘するふりをしてから釣り上げます。
カイト「近くまで引き寄せたら釣り針に電気を流すイメージ!」
カイト「うぉぉぉぉぉおおおおおおおお!」
ミナミマグロを釣り上げるカイト
カイト「おっしゃーーーー!!至近距離まで引き上げれば釣り針に電気が流せるのはかなり使えるな!」
※無くても簡単に釣り上げられる
カイト「それにしても1人じゃ食い切れないデカさだぜ!今日はこの辺の浜辺でバーベキューだな!」
船が泊められそうな浜辺を探し打ち上げられて乾いた流木を集め手際よく火を起こし日没にそなえました。
カイト(日没までまだまだ時間があるな、明日は鰹でも釣るか!んじゃ餌のイワシでもさびくか)
砂浜から少し歩き穏やかな入り江を見つけイワシを釣り始めました。
そしてしばらくしてエサのイワシを釣り終え戻ってくるとたき火の周りに人影を見つけました。
カイト「おっ!こんな所に人族!魔族領にもいるんだね〜」
女性「あっあなたは!」
カイト「どこかで会ったかな?」
女性「急に失礼な事をお聞きします、何故あなたは魔族領にいるのでしょうか?」
カイト「ん?これには深いわけがあってさ、俺はもう人族領に立ち入る事が出来ないんだ」
覇者でしょ?いえ漁師です。 完
勇者でしょ?いえ農夫です。 第三部 に続く
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