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勇者でしょ?いえ農夫です。  作者: 羽場ネロネ
覇者でしょ?いえ漁師です。
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18話

あれから3ヶ月が過ぎた頃、シドの家にロイドからカイト宛に1通の手紙が届きました。


【船が完成したよ!この手紙が着く頃には船も到着する予定です。西の村の漁港で待っています】


カイト「おっちゃん!船が出来たって!漁港で待ってるって!」


シド「なら最後の仕上げにいくか、アレ忘れんなよ?」


カイト「了解!」


漁港に向かうカイトとシド


そこには全体が白く輝き所々青い装飾が目を引く漁船がありました。


カイト「あれだ!!」


走り出すカイト


カイト「ロイドーーーーー!」


ロイド(おっきたきた)


ロイド「カイト!完成したよ!図面に寸分違わず作ったよ!」


カイトは感動してポロポロと涙を流しました。


遅れてやってくるシド


シド「さて仕上げをするぞ」


目を腕で擦るカイト


カイト「了解!」


そしてカイトはシドの指示に従いマグロの頭を模した像を船首に取り付けました。


シド「お前の要望通りに霊獣の重力操作の力を付与しておいた。だからこの船は沈むことはない」


カイト「船のそばを離れたらどうなる?」


シド「安心しろ、この船首の重力操作に使う動力はお前の中の青龍ではなく青龍の天を分かつ雷力だ、お前がマグロの頭に触って雷を起こせば1ヶ月くらいは自動で船体の重力を一定に保ってくれる」


カイト「おっちゃんありがとう!」


ロイド「船の細かい説明はいらないね?」


カイト「一緒に設計したときに全部覚えたから大丈夫だ!」


シド「てことはこれで俺の仕事は終わりだな、達者に暮らせよカイト!」


カイト「また遊びにいくから!ありがとう!!」


大きく手をふるカイト、振り返る事なく工房に帰るシド


ロイド「カイト!もう行くよ!師匠に教えて欲しい事がたくさんあるから!」


カイト「ロイド、なんてお礼を言えばいいかわからないよ…」


ロイド「と・も・だ・ち だろ?」


カイト「生活をする拠点を決めたら連絡する!」


ロイド「わかった!住所を教えておく!カイトはある意味お尋ね者なんだ、くれぐれも用心してね

ギルドカードに関わらない生活ができるといいんだけど」


カイト「そん時はそん時!なんとかやるさ!」


ロイド「カイトらしいね!ではまた会う日まで!」


カイト「ああ!」


港で手を振るロイド


海にでるカイト


後にあんな形で再会するとは思ってもいなかったのでした。


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