16話
シド「美味ぇぞこれは」
ロイド「これは魚介の旨みが全て詰め込まれていてなんというコクでしょうか」
カイト「海鮮のごった煮!白菜や根菜が最高に合うんだな!」
シド「お前天才肌か?」
ロイド「魚介の臭みが全くない!」
カイト「下処理しっかりやれば生臭くなんかならないんだな!」
カイトの手料理に舌鼓を打ちその夜は過ぎました
翌朝
シド「やるぞお前ら!」
そしてシドはカイトに指示をだしました
板状の霊獣塊を動かせるのはカイトだけ、叩いて形を作り出すのはシドとロイド
板状の霊獣塊に自らの魂を込めるがごとく一打一打作業に熱がおびてきました。
滴る汗が一瞬にして蒸発するほどの熱気
熱しては叩いて冷まし
熱しては叩いて冷まし
ロイド「これが霊獣塊を叩く感触!心の臓にまで響き高鳴る音」
それから毎日朝から日没まで作業が続きました
そして1ヶ月が経った日
シド「ふぅ〜、完成だ」
出来上がったのは青く輝き銀の龍の模様が装飾された竿が4種類モリが2種類、釣り針も特注で数十種類、魚をさばく出刃とマグロや大物を解体する長尺の刀と刺身包丁そして小さめな網
カイト「すげぇ〜〜〜〜!!」
シド「モリや釣り針も刃物も刃こぼれなどしないし研ぐって事が必要ない代物だ大事に使え!」
カイト「ありがとうおっちゃん!!」
シド「あとこれな」
糸のような透明なものと丁寧な刺繍が施された手ぬぐいを渡されました。
カイト「これは?あとリールが無いけど」
シド「まぁ聞け、全てに霊獣素材を触媒を使って霊獣の力を入れておいた、糸は青龍のヒゲだ。お前の意思の赴くまま長さが自在だ、だからリールはもういらない。つまり投網の大きさも自由自在だ。そして手ぬぐいは青龍の鱗を触媒にしている、魔族の攻撃にも耐える代物だ!海に出る時に頭にでも巻いとけ!」
カイト「マジでやばい!」
シド「釣り針には青龍の雷の力を付与してある。カイトの周辺5メートル圏内に入れば雷で気絶させる事ができるぞ」
カイト「マジかよ!マグロ釣り上げるの楽になる!」
シド「少し素材が余ったからそれはお前が管理しろ!また何か欲しい釣り具が出来たときにでももってくるといい」
カイト「ラジャー!!で工賃はおいくら万でしょうか?」
シド「特殊素材でまる1ヶ月かかったからな、100万は貰うぞ?」
カイト「本当にそれでいいの?なんか法外な事をお願いしたと思うけど」
シド「約束を守れ、この事を一切公言するな!お前が軽はずみで口にすれば俺もロイドも処刑されると思え」
カイト「そんなやばいことなの?」
ロイド「覇者の槍をモリにしたと国王陛下に知れたら私達は当然処刑ですよ」
カイト「誓って誰にも言わない!拷問されても言わない!」
シド「かの勇者様は国王陛下に問い詰められたとき自分で作ったと言って切り抜けてくれたけどな」
カイト「なら俺もそうする!2人とも本当にありがとう!」
シド「良い仕事をした後の酒は格別だからな!カイト刺身の盛り合わせできるか?」
カイト「速攻海にいってくる!」
その夜は酒盛りになるのでした。
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