8話
白虎が消えて暗闇になる視界
アムス「とにかく出口を探さなきゃ」
壁伝いに歩きだすアムス
アムス「あ〜もう!たいまつが無きゃ無理だろこれ!」
一緒に落ちたはずのたいまつを探すアムス
アムス(はぁ、、簡単に火がつけばいいのにな〜…)
ボッ
暗闇の中地面を物色する右手に明かりがともる
アムス「なんだこれ!!」
アムスの手のひらに火が現れ辺りを照らす
アムス「やばい!やばい!火傷する!」
火を振り払いながら
アムス(お願い消えて!…)
火が消えるとともに暗闇へ戻る
アムス(よかった、、でもあれ?火傷どころか熱くもなかったな・・
あれっ?消したらまずかったんじゃね?)
アムス「お願い!火よつけ!」
…………
アムス「明かりを灯せ!」
…………
アムス「まじか〜、地面を物色してた時着火したようなきが…」
地面を手でこするアムス
アムス「終わった〜、マジ詰んだ」
アムス(は〜さっきみたいに手がたいまつの火代わりになったらいいのに…)
ボッ
アムス「!!!!!まじか!またついた!よくわからんけどついた!熱くない!大丈夫だ!」
灯りを手にしはしゃぐアムス
その明かりで周辺を探すと落としたたいまつを発見し
手の火をたいまつに着火させるアムス
アムス「よっしゃーーー!出口をみつけるぞ!でもどうやって手の火消すのかわからねえ!まぁいっか!」
くまなく壁を調べると1カ所違和感を感じる部分を発見
そこにアムスが手をふれると
辺りの壁が消え奥に広い空間があらわれる
そこは青白く光りたいまつの火も不要なほど光っている…
アムス「なんだよ、たいまつも手の火もいらねぇじゃんか!」
アムス(手の火邪魔だな〜、消えてくれないかな…)
ファッ と消える火
アムス「お!消えた!」
アムス「まあいいや、てかこの光全部俺が集めてる白鉄鋼に似てるんじゃか?」
一面みずから発光するほど純度の高い白鉄鋼でできた空間、その絶景にしばし見惚れていたその時
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
壁を壊しながら体が白鉄鋼のゴーレムが現れました。
アムス「おいおい!まじかよ!どう見てもやばいやつじゃん!」
逃げようにも逃げ口がわからないアムス。
本人は気づいていないが
勇者の力を得て信じられないほどの速度で逃げるアムス。
そしてアホな事に自ら袋小路に進み逃げ場がなくなったのでした。
アムスをおいつめたゴーレムはその巨体から一撃をくりだしました。
アムス「畜生!!!どうせ死ぬなら一発くらわしてやる!」
一方そのころ王都の上空には
大きな白い紋章が現れたのであった
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