14話
シド「まさか覇者の槍じゃなくて覇者のモリを作るとはね」
ロイド「師匠?槍なら作れないのでは?」
シド「確かに違いない(笑)」
ロイド「カイトさん、ついてきてください」
カイト「あいよ!」
裏に連れて行くロイド
ロイド「これを拳くらいの大きさに毟れるかな?」
カイト「やってみる」
なんなくこなすカイト
ロイド(まじで覇者だ〜)
驚くと共に何かに気付くロイド
ロイド「師匠と話をしたんだけどカイトくんに難しい話をしても時間の無駄だから説明は簡単にするけどその毟っているやつは魔獣の素材でもSランクの高級品です」
カイト「まじで!いくらするの?」
ロイド「未使用でまるまる残っていれば数億、今回使用する分で計算すると3000万以上はします」
カイト「待って待って!それはやばい!払えない!払えるけど船が買えなくなる!」
ロイド「心配いりません、その素材に関しては無料で良いはずです」
カイト「え?まじ?なんで?」
ロイド「師匠はこれが邪魔なのです、いつまでも工房の裏に邪魔な素材があるのが嫌なのです」
カイト「それなら売ればいいじゃんか」
ロイド「売ったら何故ここにこんな素材があるのか追求されるじゃないですか、カイトさん、今の話は忘れてください」
カイト「今忘れました」
ロイド「よろしい、毟り終わったら霊獣塊を炉に運んでください」
カイト「へ〜い」
シド「おい!床にヒビを入れたらゲンコツな!」
カイト「青龍から重力操作の力がある素材を貰ったから大丈夫」
シド「おお、それはいい」
カイト「でも一定の距離が離れると使えないんだ」
シド「そらそうだ」
上手に霊獣塊を運ぶカイト
シド「OKあとは毟った堅翼爪を入れて炉に火を入れるぞ、その後は長時間は炊き続けるだけだ。カイト!お前は特にやることないんだろ?」
カイト「今は船がないしやることないよ」
シド「ロイドは?」
ロイド「師匠に全て委ねます」
シド「なら作業は毎日早朝から日没までだ、ロイドは俺の全ての過程を見ろ!これから炉の温度調整とその理屈について教えてやる」
ロイド「はい!師匠!」
シド「カイトは手が空いた時に俺達の飯をつくれ」
カイト「了解!!てかなんでもいいから釣り竿貸してもらえる?」
シド「裏の物置にある竿は自由に使っていいぞ」
カイト「OK!」
物置で古びているが綺麗な装飾がしてある竿と糸と針を見つけるカイト
カイト(日没まではまだまだ時間があるな)
カイト「おっちゃん!ここから近い海はどっち?」
シド「うちの裏手の細い道を下れば1時間で海だ
浜辺じゃないぞ?崖の下が海だ」
カイト「いいね!ちょいと釣ってくる!」
シド「あそこから糸を垂らすのは〜ってもういねぇ」
ロイド「シド様、私は霊獣様の好みがわかりましたよ」
シド「俺は半年前にわかったよ」
ロイド「半年前?」
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