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勇者でしょ?いえ農夫です。  作者: 羽場ネロネ
覇者でしょ?いえ漁師です。
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12話

そして1日半かけて西の村近くにきました


父親「カイト、西の村の漁港じゃなくていいんだな?あとその縄で括り付けて背負ってるの何だ?」


カイト「ああこれ?龍からのお土産、漁港は目立つからやめとく」


父親「お土産?目立つ?また訳のわからんことを、そろそろ西の海だ、スピードを落とすぞ」


カイト「どうして?」


父親「西の海を越えるとそこは魔族領の海域だ命の保証などないんだ」


カイト「そうなんだ!じゃああの魔獣も西から来たのかもね」


父親「おそらくそうだろうな、おっ!あの陸地がグレーゾーンだ!あれより先は魔族領だから絶対に立ち入るなよ!」


カイト「了解!!地図だとそのグレーゾーンを北に少しいけば村への道が出てくるみたい!」


父親「ならグレーゾーン手前の浜辺に寄せる」


浅瀬まで近づく船


カイト「父ちゃん!行ってくる!」


父親「おう!達者でな!船が出来たら一度見せにこい!」


カイト「わかった! 今日はブラックなんとかさんの釣り具店にいくんだ!父ちゃんにもお土産買って帰るね!」


大きく手を振り合う父子


グレーゾーンを歩きだす息子を見守る父親


父親「うっかり魔族領に入ったりしなきゃいいが…」


そして父親は帰路につきグレーゾーンを北に進み道を探しました。


カイト「道発見!!にしても荒れてるなこの大地。んで西の村だから西!に行ったら魔族領!俺はそんなに馬鹿じゃないし方角は太陽の位置みればなんとなくわかるんだな!海での経験が生きている!」


そして東に進み歩くカイト


しばらくすると前方から人が歩いてくるのが見える


カイト「人だ!ブラックなんとかさんの事を聞いてみよう!」


近づくカイト


カイト(お!女性だ!)


カイト「すみません、おたずねしたい事が」


警戒する女性B


女性A「なんでしょうか?」


カイト(女性Bはかなり警戒してるな〜)


カイト「この近くの村に凄腕の釣り具職人がいるって聞いてね、確かブラックなんとかさん、ご存じないですか?」


女性2人が顔を見合わせる


女性A「知ってますよ!この道沿い真っ直ぐ行った農具と釣り具の店、店主の名はシド・ブラックスミスさんです」


カイト「おお!そうですか!きっと間違いない!」


女性A「きっと素敵な釣り具を作ってくれますよ!ではさようなら!」


そしてまた歩き始める女性2人


カイト「フードを深くかぶっていたけど綺麗な女性達だったな〜、本土は美人だらけなのか?」


ニヤニヤするカイト


カイト(でもあの道の先はグレーゾーンだよな?女性2人で何の用なんだろう?)


少し考えるカイト


カイト「まぁいっか!人には人の理由がある!いざブラックなんとかさんの店へ!」


足取り軽く走り出すカイトでした

※一般人は片道徒歩2日、覇者は小走りで5時間程度


しばらく進むと西の村に入り通り沿いに農具・釣り具店を見つけました。


荷物を降ろし店内に入ろうとすると奥から声が聞こえました。


シド「もう仕方ねぇな!俺が教えるのは農具か釣り具の作り方だけだからな!絶対に武具の作り方はおしえねぇからな!」


ロイド「はい!もちろんです!よろしくお願いします師匠!」


シド「まったく、しょうがねぇなぁ」


カイト「ごめんくださ〜い」


シド「いらっしゃい、農具はあっち、釣り具は向こうだ、好き勝手みてくれ!聞きたい事があれば遠慮すんな!」


カイト「釣り竿を見に来たんです!ここの商品は装飾がすげぇって聞いて南のレッドアイズ島から来たんです!」


シド「レッドアイズ島にも俺の仕事が評価されてるとは嬉しいね!俺の作品はただ使うためにはつくらない、装飾にこだわる事に俺は命をかけているからな」


カイト(マジでやばいな!キラキラが凄げぇ!)


全ての商品に飾り細工がほどごされキラキラと光る


シド「こっから先が釣り竿だ」


全体に細かく模様が彫り込まれ光の屈折で輝く釣り竿


カイト「すげぇ〜〜〜〜!!」


シド「ふっ」


ニヤニヤが止まらんシド


カイト「他も色々見ていい?」


シド「好きなだけ見ていけ!」


眼を輝かせながら色々な農具に夢中なカイト


カイト「父ちゃんに格好いい釣り竿を買いたいんだ!重量は軽めで堤防でも使えて強度はカツオくらいは釣れるやつが欲しいんだけどある?」


シド「ならこれかこれだな」


シドと議論をしながら竿を決めるカイト


カイト「最高!これを父ちゃんのお土産に決定!」


シド「贈答用に包むなら村の役場でやってもらえ、俺はそういうサービスしてないからな」


カイト「そのままで大丈夫!父ちゃんに会ったとき直接渡すから」


シド「なら代金は2万だ」


カイト「そんな安いの?島でおっちゃんの偽物でももうちょいするよ?」


シド「偽物があるのか?」


カイト「偽物じゃないや、おっちゃんに憧れている人がおっちゃんの真似して作ってるって言ってた」


シド「それなら悪い気はしないな」


カイト「はい、2万ね」


シド「確かに」


カイト「まだお願いがあるんだけどいいかな?」


シドはまさかこの後起こる展開を予想できてはいませんでした。


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