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勇者でしょ?いえ農夫です。  作者: 羽場ネロネ
覇者でしょ?いえ漁師です。
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8話

そして5年の月日が過ぎました。


カイト「父ちゃん!今日も大漁だったよ!」


店頭に魚を運ぶカイト


父親「でかした!さすが俺の息子!」


カイトは数ヶ月前から単独で漁が出来る修行に入り1人で漁船を動かし漁をするようになりました。そして父親は船を下りて主に店で仕事をするようになっていました。


カイト「そういえば週末からだよね?エバーレッド殿下一行がレッドアイズ島で余暇を過ごすの」


父親「ああそうだったな、何事もなければ良いんだがな」


カイト「俺大物釣りたいから少し遠くの漁場にいってもいいかな?」


父親「東の海か?」


カイト「うん、そのつもり」


父親(まぁあの後2人で行っても何事もなかったし他の漁師も東の海でなにか被害があったわけでもないしな)


父親「気をつけて行くんだぞ!食料と水と魔法石は余裕を持って準備するんだぞ」


カイト「了解!」


翌日から黒マグロを狙いに東の海へ漁にでるカイト


カイト「待ってろよーーー!黒マグロ!」


東の海につくやあっという間にヒットするカイト


そして300キロを超えるであろう黒マグロを釣り上げ

港に戻るカイト


カイト「事故もなく今日も快調!」


港につくと


漁師A「カイト!今日はまたデカい黒マグロだな!

市場に卸すか?」


カイト「殿下一行がもし店の近くにきたらこいつで解体ショーでもやろうと思ってるからそのまま持って帰るよ!」


漁師Aに手を振るカイト


その頃ちょうどエバーレッド殿下一行が島に着いたという報告が島民に伝わりました。


カイトは店頭に氷を引き詰めてその上に巨大なマグロを数人がかりで乗せました。


カイト「みんなありがとう!これ持って行って!」


手伝ってくれた大人と友達にアジの干物を渡しました。


カイト「さ〜〜〜てと!うちの店に来てくれねぇかな!」


父親「到着されたばかりだ、そもそもここに来るかもわからない、マグロが傷まないように氷足すの忘れるなよ!」


カイト「ラジャー!!」


そして陽が落ちる前のまだ明るい時間帯に王女殿下が現れました。


カイト「あれが王女殿下!赤い髪が美しい!」


母親「本当に美しい、みとれちゃうわ」


父親「おい!こっちに向かってこられるぞ!」


大声で呼び込むカイト


カイト「王女殿下さま、こちら昨日私が釣り上げて今日水揚げしたばかりの黒マグロでございます!」


王女「味見はできるのかしら?」


カイト「もちろんです!今から解体するので1番良い所をお出しします!危ないですので少し離れて見ていてください」


王女「ではお付きのメイドと二人前お願い」


カイト「かしこまりました!」


カイト(解体ショーの始まりだ!昼間のうち丁寧に研いでおいてよかった!)


長尺の刀をとりだすカイト


綺麗に頭、ひれ、尾を落とし骨に沿って綺麗に5枚おろしにしていきました。


カイト「お待たせしました王女殿下!黒マグロの大トロ、中トロ、赤身です!お付きの方にも同じものを」


王女「それではいただくわ。リサ、赤身ら頂きましょう」


王女「これは凄い!こんな黒マグロの赤身食べたことがない!」


王女「リサ!次は中トロを頂きましょう」


中トロをを食べる二人


王女「旨みと押し寄せる脂の甘みのバランスが凄い!ああ〜料理長にも食べさせてあげたい!」


お付きのメイド「刺身は鮮度が命というのがわかりました」


カイト「では大トロをどうぞ、きっとびっくりしますよ!」


大トロを口に入れる二人、驚いたような後優しい顔になるのがわかりました。


王女「青い髪のあなた、このマグロの赤身と中トロと大トロを1キロずつ私達のホテルに今すぐ冷えた状態で届ける手配をお願いできるかしら?そして使用人に渡す時必ず冷蔵室で保管するように伝えてほしいの」


カイト「承知しました、今すぐ配送の手配をします!で残りはどうします?」


王女「もちろん今ここで私とリサとここにいる島民みんなで食べるのよ!」


カイト「王女殿下は粋ですね!」


王女「粋?」


カイト「わかってるってことです!」


王女「わかってる?まぁいいわ!みなで黒マグロを頂きましょう!」


父親に配送の手配をお願いして300キロを超える黒マグロをどんどん刺身にしていくカイト、そしてそこにいる島民とで楽しく分かち合う王女殿下。


カイトはわかっていました。王女殿下はこの黒マグロの価値を知っていてこれを中途半端に残してもセキュリティのために外部を遮断していて今観光客がいないこの島では残りは廃棄になること、島民に売ってもたいした価格にはならないこと、だから1匹まるまる購入することでカイトのお店に不利益がでない配慮をしたことを。


カイト(王女殿下に喜んでもらえたかな…)


王女「青い髪のあなた、ご馳走様でした。島民とのとても良い思い出ができました」


カイト「ありがたきお言葉!一生忘れません!」


数日後島ではヴァーミリオンペッパーの畑が復活したニュースと王都では賢者の鐘がなったニュースでもちきりになりました。

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