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勇者でしょ?いえ農夫です。  作者: 羽場ネロネ
勇者でしょ?いえ農夫です。第二部
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16話

アムスはそれから毎日魔族達に農業の基本を教えました。広大な農地にジャガイモ・紅芋・ニンジン・なす・ピーマン玉ねぎ・ニンニク・ネギ・生姜・キャベツなどなど色々な種類の野菜を植えました。


アムス「俺のトマトは手がかかるから農業初心者には育てられない、だから簡単なプチトマトを栽培するといい」


魔族達「はい!アムス先生!」


アムス「先生は本当にやめてくれないか…」


照れるアムス


アムス「収穫まで時間がかかるが手入れをかかさないように!雑草はこまめに抜き、虫も可能な限り駆除すること病気はなってから対応するしかない」


魔族達「はい!アムス先生!」


ミラ「さすがアムス先生♪」


アムス「茶化すならもう指導しないぞ?」


ミラ「ごめんごめん、なんでアムスのトマトって簡単に育てられないの?」


アムス「ああ、摘芯っていってな苗を成長させるのに必要な工程があるんだがこれが俺のトマトは普通のトマトに比べてかなり難しいんだ、ちょっとでも間違えば採れる実の数も味にも影響するんだ、だから初心者にはかなり難しいんだ」


ミラ「そうだったのね、でも納得した!」


アムス「あの魔族達の中でトマトに夢中になる奴が現れた時に教えるか教えないか、そんなトマトだよ俺のは」


ミラ「出てきて欲しいなそんな魔族!」


笑顔で言うミラ


アムス「ああ、そうだな」



その頃新居キッチンでは


マリア「リサ、こないだの野菜納品の時にアレ、買ってきた?」


リサ「はい、アンダーソンさんにおすすめされたアレを買いました」


マリア「で、アンダーソンさんにアレにあう食べ物は聞いたの?」


リサ「はい、茹でたての枝豆に岩塩を砕いて食べるのが最高らしくかなり前から王都の居酒屋でナンバーワンメニューらしいです」


マリア「枝豆?アムスが出荷してるやつじゃない」


リサ「はい、そうなんです。トマトよりも先に人気だったそうです、トマト同様アムス様が出荷出来なくなってかなり居酒屋はパニックになったそうです」


マリア「本当に?」


リサ「アレとの相性が抜群らしいのです」


マリア「わかったわ、アムスに枝豆を用意してもらうわ」


農業指導が終わって帰宅するアムス


アムス「ただいま〜」


マリア「おかえりアムス!あなたの枝豆が王都で有名だったみたいね!」


アムス「そうなのか?じいちゃんと昔から出荷してたけども」


リサ「アムスさんの言っていた枝豆を2分茹でて岩塩を振るそれがアレに絶妙にマッチするらしいです」


アムス「アレ??アレってなに?」


マリア「アレよアレ」


アムス「アレ?」


リサ「アレですよアレ」


アムス「なんだよアレって」


マリア「18才越えないと飲めないやつよ!」


アムス「アレか!!シドのおやっさんとマリアの包丁セット完成した日に飲んで以来だ!」


マリア「では枝豆を収穫してもらえるかしら?アムス」


アムス「最高のヤツを収穫してくる!」


マリア「私達は先にお風呂を済ませて夕食の準備をしておくわね!」


アムス「おう!!」


畑に枝豆を収穫しに行くアムス


そして準備が整いいざ大人の階段へ


マリア「さて!おつまみはたくさん用意しました!アムス!乾杯の音頭を!」


アムス「え〜魔族領生活もなれ、無事にこの日を迎える事ができたのもマリアとリサのおかげであります!

今日は大人の酒を共に楽しもう!とりあえずビールが大人のたしなみらしいからビールで乾杯しよう!」


うなずくマリアとリサ


アムス「それでは!かんぱーーーーーい!!!! 」


マリサ・リサ「かんぱーーーーーい!!!!」


【カチーーーン♪】


グラスをあわせゴクッゴクッゴクッと喉をならす3人


プハーーーー!!


アムス「苦いな!でもシュワシュワで口の中がさっぱりするな!」


マリア「ここで枝豆を食べるらしいのよ!」


すでに枝豆に手をのばしているリサ


リサ「!!!!!!!!」


枝豆を食べてすぐにまたビールを飲むリサ


マリア「あたしも!」


枝豆を食べるマリア、そしてビールを飲みそして枝豆、ビールを繰り返すマリアとリサ


マリア「アムス、枝豆が止まらない…」


リサ「助けてくださいアムス様…」


アムス「おいおい、俺の枝豆が美味いのはしっているが何もそこまで…」


枝豆に手を伸ばすアムスそして口に入れました。


アムス「なるほど、枝豆の甘みと岩塩の塩味にビールの爽快な旨みと苦みが絶妙にマッチしている!これは止まらない!!」


リサ「マリア様!このトロトロのお肉はなんですか!」


マリア「猪バラ肉の角煮ね、濃い味付けだけどきっとビールにあうわよ」


リサ「信じられない!このお肉の美味しさを更に引き立てるビール!」


アムス「あっという間にビールがもう無い!」


リサ「こんな事もあろうかとビールもまだまだありますし葡萄酒も米酒も用意しておきました」


マリア「さすがリサね、あなたの行動に抜かりがあったためしがないわ」


アムス「リサは優秀すぎるからな、頼り過ぎるとこっちがダメ人間になる可能性を秘めている」


リサ「まだまだビールを楽しみましょう!」


顔が真っ赤になっているリサ


マリア「リサ顔が真っ赤よ?」


リサ「マリア様も先ほどから顔がにやけてらっしゃいますよ?」


顔を見合わせ笑いだすマリアとリサその時


ミラ「お邪魔するよ〜!?どした顔を赤くして、なんかみんな楽しそうだな!」


アムス「おうミラ!こっちで一緒に飲もう!」


ミラ「美味しそうなご飯!今日もごちになりまーす!」


リサ「ミラ様、お飲み物をどうぞ」


ビールを注ぐリサ


ミラ「お!サンキュー!」


マリア「それ飲んだらこの枝豆を食べてみてね」


ミラ「OK!頂きます!」


ゴクッゴクッゴクッ


ミラ「苦っ!でこの緑のやつを食べるのね?」


うなずくアムス・マリア・リサ


ミラ「塩っ気がいいわね!この豆?甘くて香ばしくて最高ね!」

角がニョキニョキ伸びる


そしてビールと枝豆の無限地獄に落ちるミラ


ミラ「助けて!!自我をコントロールできない…」


そして皿に山盛りあった枝豆がなくなりました。


ミラ「危なかった!今の何よ!新しい魔法か何か?」


マリア「かなりの中毒性があるわね、この組み合わせは」


リサ「今の組み合わせは人族領の居酒屋で圧倒的定番な組み合わせなようです」


ミラ「まじかよ!枝豆やばいな!」


マリア「その枝豆を栽培している人は誰でしょうか?」


ミラ「おいおい、そういう事か、アムスあんたかなりヤバいな?」


アムス「枝豆に岩塩はトマトに岩塩と同じ発想なんだ、美味しい野菜は塩だけでも美味しいものなんだ」


ミラ「魔族領の農地でも枝豆育ててくれよ」


アムス「魔族達にはもっと収穫高が良いものを育てた方がモチベーションが上がるから枝豆は来年以降な」


リサ「おつまみもお酒もはまだまだありますよ!さぁ飲みましょう!!」


ミラ「そういえばお酒て何?」


アムス「酔っ払う飲み物だ、問題あったか?」


ミラ「ないけど初めて飲むから、zzzzz」


アムス「おい、ミラ?」


ミラ「zzzzzzzzzz」


アムス「ミラ!!!」


爆睡するミラ


マリア「ミラはお酒に弱かったみたいね!」


アムス「そうみたいだなってお前!!」


急に半裸になっているマリア


マリア「今日はこれからが本番よ!王族に伝わる由緒正しき遊戯!」


見開いた目がトロンとしているマリア


マリア「ベースボールナックルよ!」


アムス「なんだそれ?聞いたこともないぞ?」


マリア簡単に説明するとジャンケンで負けたら一枚服を脱ぐのよ!」


アムス「ならお前はなぜ既に半裸なんだ!」


マリア「…」


アムス「マリア?」


マリア「zzzzzzzzzz」


アムス「マリアさん?」


マリア「グーグーzzzzz」


眠るマリア


アムス「おい、、酒に弱すぎやしないか?」



【ダンッツ!!!!!】


リサがテーブルを強く叩きました。


リサ「おい!アムス!」


アムス「え?どうしたのリサ?」


リサ「おい!アムス!若い女3人に囲まれてなんともおもわんのか!!」


アムス「怖いよリサ?どうした?」


目の焦点が合わないリサ


リサ「大の男が若い女3人もいて何をのほほんとしてるんだ?ああ?」


アムス「リサ、酔っ払ったようだな、今日はもう寝た方が」


リサ「まだ葡萄酒を飲んでねぇんだよ、お前も付き合え!」


ボトルをラッパのみするリサ


アムス「しょうがねぇな…」(面倒な事になってきたな…)


そして本当はたいしてお酒に強くないアムスはリサが酔い潰れるまで付き合ったのでした。


そしてみなに毛布を掛けてからおつまみとビールでしみじみ飲み直すアムス。


アムス(国外追放された時には考えられなかったな)


幸せを感じるアムスでした。


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