15話
ミラ「もっと大きい家にすればよかったのに」
アムス「部屋数もたくさんあるし野菜を貯蔵するスペースもある、まだ用途を決めてないガレージだって2つもあるし獣の解体スペースまである、俺達には十分すぎる大きさだ」
マリア「みんなで決めたの、各々の部屋があるからリビングは今までくらいの大きさにしようって、広すぎると寂しいでしょ?」
ミラ「そうね、なんとなくわかるわ」
リサ「みんなで囲んでマリア様のご飯を食べる、これが1番の事だと」
マリア「距離が近いって大切よね」
ミラ「設計通りなのね?」
リサ「最初は警戒されていた設計士さんも一緒にご飯を食べたら仲良くなりまして、親身になって協力してくれました」
マリア「そうなのよ、こっちが気にしていなかった生活動線とか、お風呂と洗い場の位置とかキッチンだけは市場で人用のを中古で調達したけど魔族って料理しないのね」
ミラ「魔獣の肉をそのまま食べるからね」
リサ「さて、そろそろ完成パーティーを始めましょう!」
マリア「みんなたくさん食べてね!」
建設に携わった魔族達を招待し小さなパーティーが始まりました。
大工の魔族も皆穏やかでマリアの料理をたいへん気に入ったようです。
アムス「おかげさまで立派な家が建ちました!本当にありがとうございました」
頭を下げるアムス・マリア・リサ
ミラ「アムス!来週から魔族達に農業の指導をお願いするわね」
アムス「わかった、まずは開墾からだな、こういった形のものを人数分用意しといてくれ」
クワを見せる
ミラ「了解!よろしくお願いしますアムス先生♪」
アムス「先生はやめろ」
そして翌週50人程度の魔族達が集まっていた
ミラ「農業を教えていただけるアームストロングさんだ、皆失礼のないように!」
魔族達「よろしくお願いします」
アムス「アームストロングは長いからアムスって呼んでくれ、まずは堅くなった土を掘り起こす所からスタートだ!」
魔族達「はい!」
開墾は重労働だが魔族達には力があるので思っているよりも早い時間で一定の面積を耕すことができました。
アムス「よし!今日はここまで!また明日の昼過ぎに集合だ」
魔族達「はい!」
アムス「ミラ、朝から教えられなくてすまんな」
ミラ「アムスの畑が終わってからでいいの、みんなの目を見て!新しい事へのチャレンジで輝いているわ」
アムス「うまくいくといいな」
ミラ「ええ、失敗したとしても何かが始まった事に価値があるはず」
魔族が歴史上初めて農耕を始めたのであった。
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