14話
それから数日経ったある日の夕方
ミラ「お邪魔しま〜す」
アムス「おう、飯食ってけよミラ」
ミラ「そのつもりで参上しました!マリア〜私もご飯一緒に食べる〜」
マリア「はいはい、たくさん作るわね!」
食卓がいつもより賑やかになり自然と笑顔になる一同、そしてミラはお腹がパンパンになるまで食べたのでした。
ミラ「さてと、本題に入りますか」
マリア「なにか話があったの?」
ミラ「まあ嫌だったら断っていいからね、この近くに私の家を作る話はしたわよね?」
リサ「はい、聞いております」
ミラ「こんな言い方アムスには失礼なんだけどこの家はそろそろ限界に近いと思うの」
アムス「リサが綺麗にしていてくれるが確かにあちこちガタが来ている」
ミラ「だから私の家を建てるついでにこの家を建て直したらどうかしら?」
アムス「そうしたいのも山々だが資金もなければ材料もない、ここは魔族領だから大工すら呼べないしな」
ミラ「私の家を建てる大工は魔族よ?」
マリア「そうなんだ、人族に頼まなくても家は建つのね」
アムス「費用と材料が無いぞ」
ミラ「それはこっちが負担するわ」
アムス「施しは受けたくないんだよミラ、すまん」
ミラ「貴方達はいつも私にご飯を食べさせてくれるじゃない?私はそれを施しとは思ってないわ」
マリア「ご飯とお家を一緒にするのは、家はあまりにも高額だわ」
ミラ「人族の住居がどの程度の価格かしらないけど魔族の住居はそんなに高くないのよ?力が人族の数十倍あるからあっという間に建つし」
アムス「そうなのか?」
ミラ「ええ、1ヶ月もあれば完成するものよ、あとねアムスにはお願いがあるの」
アムス「なんだ?」
ミラ「私の領地の魔族に農業を教えて欲しいの」
アムス「自分達で野菜を育てたいということだな?」
ミラ「そうなの!魔獣の肉しか食べない魔族に変革をおこしたいの」
アムス「その見返りに家を建ててくれるというのだな?」
ミラ「ご名答!」
アムス「わかった、それならこちらも引け目なく住居を建てて貰う事ができる」
ミラ「じゃあ契約成立ね!」
アムス「ああ」
マリア「やったーーー!お風呂にシャワーと広めのバスタブを!」
アムス「マリア、この家の風呂にさぞかし不満があったようだな」
マリア「滅相もございませんご主人様」
リサ「あら?マリア様は使用人になりまして?」
笑う一同
ミラ「来週設計士を呼ぶから希望を伝えてね」
マリア「ありがとーミラ!」
リサ「ミラ様のご好意に甘えさせていただけます」
ミラ「リサ、雨の日でも洗濯を干せる屋根付きスペースがあると便利よ」
リサ「そんな贅沢!いいのです?」
ミラ「いいのいいの!資金なら貴方たちに迷惑をかけたドレアムの金庫から出すから!さすが資金源として魔王候補になっただけあっていっぱいお金もってた!」
アムス「なおさら遠慮はいらないようだな」
ミラ「そうよ!遠慮なく希望を叶えてね!じゃあ私は帰るね〜」
羽ばたき帰るミラ
アムス達はその夜から毎日新居の希望を出し合いああだこうだで盛り上がりました。
そしてあっという間に1ヶ月と少し経ちました。
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