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勇者でしょ?いえ農夫です。  作者: 羽場ネロネ
勇者でしょ?いえ農夫です。第二部
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9話

翌朝畑を踏まないように慎重に敷地に入るミラ。


ミラ「おはようございまーす!」


マリア「おはようじゃないわよ!あんた昨日の今日よ?」


ミラ「昨日のお礼に魔獣のお肉持ってきました♪」


マリア「魔獣のお肉!?食べたことないわ!てか食べて平気なの?それはそうとあなた朝ご飯は食べたの?」


ミラ「夜から飛びっぱなしでここまできて」


マリア「中に入りなさいよ、一緒に朝食にするわよ」


ミラ「やったーーー!」


アムスの家に入るミラ


ミラ「お邪魔します♪」


アムス「なんだ、また来たのか?」


ミラ「昨日のトマトが忘れられなくて…」


アムス「そうか、お前も朝飯くってけよ」


ミラ「ごちそうになりまーーす!」


マリア「野菜スープとパンとベーコンエッグにトマトね」


アムス「ベーコン作ったのか?」


マリア「塩漬けにして簡単に燻製しただけだけどね」


リサ「久しぶりの卵ですわ!」


マリア「トロ〜り半熟に仕上げてあります、さぁどうぞ!」


アムスはベーコンエッグをパンではさみ頬張る


アムス「美味い!」


真似をするミラ


ミラ「死ねる!なにこの濃厚な黄色いトロトロ」


ミラの額の角がニョキニョキ伸びる


マリア「鶏の卵よ?しらないの?」


ミラ「初めて食べた!」


アムス「トマトにはこれを砕いてかけるんだ」


岩塩を砕きトマトに振りかける


アムス「くってみろ、丸かじりとはまた別ものだぞ」


厚めにスライスされたトマトを食べる


ミラ「甘みと塩味をはっきりと感じる!」


目を輝かせるミラ、角が伸び縮みする


ニヤッとするアムス


アムス「美味しいと言われるのが生産者の喜びなんだ」


マリア「私も同じ、美味しいって言われるのが幸せなの」


急に立ち上がるミラ


ミラ「私の名はミラ・レティス魔王候補序列1位ソロモン様の配下です。ソロモン様は今のところ貴方たちに敵意はありません」


アムス「テッド・アームストロングだ、アムスでいい」


マリア「私はマリアよ(エバーレッドはまだ秘密にしないと)」


リサ「リサ・ホワイトです、リサとお呼びください」


ミラ「単刀直入に聞くね!アムスは勇者でしょ?」


アムス「いえ農夫です。」


納得しない表情のミラ


ミラ「マリアは賢者でしょ?」


マリア「いえ料理人です。」


さらに納得できない表情になるミラ


ミラ「リサは家政婦さんよね?」


リサ「はい、マリア様専属メイドにしてアムス様邸の家政婦です」


明るい顔になるミラ


ミラ「もう1度きくけど、ねぇアムス?あなた勇者でしょ?」


アムス「いえ農夫です。最高の農夫になるのが俺の夢だ」


ミラ「マリア?賢者でしょ?」


マリア「いえ料理人です。一流の料理人になるのが夢なの」


ミラ「……………」


リサ「私はマリア様のメイドとして」


ミラ「リサ、あなたは大丈夫」


ふ〜っと大きく息を吐き出すミラ


ミラ「わかったわ!もうそれでいいわ!」


ミラ(アムスが勇者なら聖剣と勇者の鎧があるはずだしマリアが賢者なら賢者の杖とローブがあるはず…でも何かを隠している様子は確かにない、でも2人がただの人族だとしたらそっちの方が問題…あぁ面倒くさい!)


マリア「さぁ食事を続けましょう」


ミラ「野菜スープとパンをおかわり!」


考えても仕方が無いと判断するミラでした


そして皆が朝食を食べ終えてアムスが畑へ向かったころでした。


サージェント「そろそろ向こうが感知する距離だろう。全員地上に降りろ!!」


サージェントが襲撃してきたのでした。




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