3話
アムス「リサ、これがトマトね、あとこの枝豆も仲買人に渡して欲しい、あの枝豆だと伝えてくれ、仲買人の名前はパーク・アンダーソン!ちょっとファンキーだけど信頼できる男だ」
リサ「パーク・アンダーソンさんですね、承知しました」
マリア「リサ、行くわよ!魔方陣の中に入って」
フードを深くかぶりマスクと眼鏡で変装したマリア、リサもメイド服だと王都の知り合いに気付かれる可能性があるので眼鏡を外し町娘風の格好に変装しました。
マリア「リサとは思えないわね、それが目的だけども」
リサ「アムス様行って参ります」
一瞬で消えるマリアとリサ
そしてすぐに現れるマリア
マリア「ふ〜、人目につく前に戻れているはず!」
アムス「赤い髪さえ隠せてたら大丈夫なんじゃないか?」
マリア「王都で私の顔を知らない人はいないわよ!」
アムス「俺が田舎者で悪かったな」
一方リサは
リサ(本当に一瞬で来て帰りましたねマリア様、帰りの魔法陣を行きの時点で展開してらしたのかしら?それにしても賢者の力は異常です…)
王都の門の前で検問が行われている
門番A「ギルドカードを所持している者はこちらへ所持していない者は向こうの仮設テントでギルドカード発行の手続きを!」
リサはギルドカードの発行をしに仮設テントに行きました。
役人「ギルドカードの発行ですね?このカードの裏に名前と生年月日を記入してください」
ギルドカードに触れるリサ
それを確認する役人
役人「リサ・ホワイトさんですね」
生年月日と名前で一応今までの経歴や犯罪歴を調べる役人、ギルドカードが変色しない時点で興味がなくなっているそしてやや疲れている様子。
役人「リサ・ホワイトさんどうぞ王都へ」
リサはなんなく王都に入る事が出来ました。
リサ(まずは仲買人を探さないと…)
王都の市場に向かうリサ
リサ(アムスさんが言っていた青果エリアはこの辺り)
慌ただしく人が行き交う中、陽気な音楽を流しながらお客と話す大声の男性をみつけるリサ。
???「あのトマトはもう入荷できないの!国外追放の号外は見ただろ?俺も奴の畑に行ったけどまるっと何も無くなってたよ!」
別の客「アームストロングのトマトは無いのかい?」
???「無いよ!あるわけ無いよ!」
???(はぁ、商売あがったりだ…)
リサ「すいません」
???「アームストロングのトマトなら無いよ!普通のやつならあるからそっちを買ってくれよ!」
リサ「パーク・アンダーソンさんですか?」
アンダーソン「ああ、俺がパーク・アンダーソンだけど何か?」
リサ「とある人から頼まれまして、このトマトを食べてみてください。あと、決して大声を出さないでください、いいですね?」
アンダーソン(丸々とした真っ赤なトマトだ、まさかな…)
トマトをかじるアンダーソン
アンダーソン「あんたこれをどこで!」
リサ「大声を出さないでといったでしょ!帰りますよ!」
アンダーソン「すまない、でいったいこれをどこで?」
小声になるアンダーソン
リサ「これがどこの誰が作ったのかは言えません、ですが毎週一定の量を出荷できます」
アンダーソン「本当か!でもなんで俺の所に」
リサ「生産者があなたは信用できると言っていました、この意味がわかりますね?」
アンダーソン「ああ、わかった!そういう事か、奴の名前を出さないで売ればいいんだな?」
リサ「そういう事です」
アンダーソン「OK商談成立だ!」
リサ「毎週金曜の早朝にあなたの所有する倉庫の中で納品を希望します」
アンダーソン「倉庫の中?」
リサ「はい、倉庫の中です、これから私夕方まで用事があるので16時に倉庫の前で待ち合わせで良いでしょうか?その時に最初のトマトの納品をします」
アンダーソン「わかった!」
リサ「あとこれ」
枝豆を渡すリサ
リサ「同じ生産者がこれをあなたに渡すようにとあなたならあの枝豆だと言えばわかると」
アンダーソン「わかった!では16時に倉庫前で」
リサは市場を離れて王都図書館に向かいました、そして図書館で今日からマリアが国を出るまでの過去の新聞を集めて端から端まで読みはじめました。
国を出てから3日目の新聞にマリア王女殿下が行方不明になった記事が大々的に紙面に出ていました。
そしてそれから2週間毎日のようにマリア王女殿下捜索の記事が紙面に出ていましたが日に日にその内容は薄くなりとうとう捜索打ち切りと同時に紙面には王女殿下の情報は無くなっていました。
リサ(一応予定通りね、マリア様が行方不明などマリア様が何故か可哀想です!想像しただけで心が締め付けられます!)
そしてリサは王都の様子を観察しながら約束の16時を迎えました。
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