2話
それから10日ほど経った昼間、アムスの畑からやや離れた上空に魔族が現れました。
ドレアス「あそこだな?魔族の領地に侵入している人族は」
魔族A「はい!」
魔族B「ドレアス様!あの人族は魔王様を侮辱しました!」
アムスが両腕を切り落とした魔族が仕返しに来たのでした。
ドレアス「魔王様を侮辱した罪は大きい!死を持って償わせる!」
上空で禍々しい魔力の集合体を作り出すドレアス。
その頃アムスのボロ家では
マリア(索敵魔法に反応!この反応は魔族!このあいだの魔族よりもっと大きな魔族の反応が1つ!きっと攻撃してくる!)
外に飛び出すマリア
そして一瞬にして広範囲の魔方陣を展開するマリア
マリア「宣誓のない攻撃に慈悲はかけない」
ドレアス「魔族領に入った事を後悔するがいい!」
ドレアスは魔力の集合体を暗黒の炎に変えアムスの畑に打ち込みました
その瞬間マリアの魔方陣が展開されました。
その魔法陣に付与された理は拡散反射、ドレアスの作り出した暗黒の炎は拡散反射によりその威力は全てドレアス達に拡散していきドレアスは自らの炎で火だるまになり手下の魔族ABは消滅しました。
ドレアス「ガァアアアアアア!熱い!覚えておれ人族め!」
ドレアスは悶えながら飛び去って行きました。
リサ「マリア様!」
マリア「もう大丈夫よリサ、追っ払ったから」
アムス「なんか空が暗くなったけどどした?」
マリア「あんたが魔族の腕を斬り落とすからこうなったのよ」
アムス「は?」
マリア「もういいわ、ランチにしましょう!」
リサ「はい!」
アムス「ちょうど腹が減ってたとこだ」
マリア「今日のランチは鹿肉のハンバーグ!」
リサ「なんて美味しそうなのでしょう」
アムス「マリアの料理はまずかった事がないしな!」
マリア「暖かいうちに食べましょう!」
ドレアスの父が魔王の力を譲渡される6人の魔王候補とも露知らずのんきにランチを楽しむ3人でした。
そして数日経った夜
アムス「本当にマリアの料理は美味いな」
マリア「むしろそれしか能が無いのが悲しいのよね」
アムスとリサ(ヤバい魔法とか魔方陣とか使えるじゃん…)
アムス「そういえば人族領の時から育ててたトマトの一部が出荷できる状態になったんだがどうする?」
マリア「そうね、加工して保存したとしてもとても3人で食べきれないわね」
リサ「私が出荷の手配に行きましょうか?それも私だけが出来る事ですから」
アムス・マリア「申し訳ないリサ…」
リサ「それに今王都でマリア様の件がどのように報道されているかもとても気になります」
マリア「たしかにそうね」
アムス「王都に今まで俺のトマトを仕入れていた仲買人がいる、そいつに俺のトマトを食べさせればきっと出荷の話はつく」
リサ「承知しました」
マリア「王都の門近くまで私が転移魔法で送るわね、思念伝達の魔法陣を渡すから仲買人と話しがついて情報も集めたら私に呼びかけて、王都ならどこでもすぐに迎えに行くから、あと危険を感じてたらすぐ渡した思念伝達魔方陣を使うこと、お願いね?」
リサ「承知しましたマリア様」
マリア「では明日の朝から行動に移しましょう」
一方その頃重傷を負ったドレアスは瀕死になりながら父親の城にたどり着いたのでした。
衛兵A「貴様どこの魔族だ!」
ドレアス「親父に話しが…」
衛兵B「まさかドレアス様!!」
衛兵A「ドレアス様ほどのお方が何故このようなお姿に!」
衛兵C「早く治療を!!」
意識を失うドレアス、そしてなんとか命拾いをし意識を取り戻した数日後。
衛兵A「ドレアム様、こちらです」
禍々しいオーラを纏う大型の魔族
ドレアム「ドレアス、何があったか報告しろ」
ドレアス「親父…俺の手下が人族にやられたんだ」
ドレアム「人族だと?場所はグレーゾーンか?」
ドレアス「魔族領、しかも親父の直轄領で…」
ドレアム「その人族は殺したんだろうな?」
黙るドレアス
ドレアム「それがその様か、なるほど魔王候補の我に人族に負けるような息子は必要ない」
ドレアス「親父!」
ドレアム「殺さぬのはせめてもの情けだ我が直轄領から追放とする」
ドレアス「そんな!」
足早に立ち去るドレアム
ドレアム(ドレアスも魔族の中では上級の部類、それを負かすほどの人族が魔族領に侵入しているとは。他の魔王候補に知られる前に我が力でその人族を葬らなければならん!!)
アムス達が知らない所で魔族達は着実に動きだしていたのでした。
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