23話
料理長「おはやいですねマリア様」
マリア「うん、ちょっと欲しい食材があってね、ちょっと遠いから早めに出発するの」
料理長「そうでしたか」
マリア「うん。」
手際よく何か作る料理長
料理長「お腹が空いては元気がでませんよ、途中でリサさんと一緒に食べてください」
おにぎりを6つ渡されるマリア
マリア「何があっても心配しないでください!私は最高の料理人になるという夢を絶対叶えます!」
料理長「急にどうしたんですかマリア様?私もあなたが最高の料理人になると信じていますよ」
涙をこらえ一礼して部屋に戻るマリア
机に書き置きを残すマリア
【食材を探しに出かけます、夕方には戻る予定です マリア】
マリア「これで行方不明扱いになるでしょう」
マリアは自らの頬を両手で勢いよくバチンと叩きました。
マリア「行くわよリサ!」
リサ「どちらに向かわれるのですか?」
マリア「とりあえずシド様にこの一件の事聞きたいのよね」
リサ「なるほど、良いお考えだと想います」
マリア「使用人に気づかれる前に移動しましょう」
リサ「はい」
マリアはシドの家の前まで転移魔法を使いました。
マリア「まだシド様は寝てるわね、料理長が作ってくれたおにぎりを食べながら起きるのを待ちましょう!」
おにぎりを食べる2人
ポトッ ポトッ と涙がこぼれるマリア
マリア「いつか…いつか立派になった所を料理長にみせるんだから」
リサ「はい」
朝日が昇り明るくなる周辺
あくびをしながら開店準備を始めるシド
マリア「シド様!」
シド「王女殿下!久しぶりでございます!中へどうぞ!」
マリアはシドに王宮を離れ行方不明扱いになる事を伝えました。
シド「大事になりますねそれは、王女殿下を探すかなり大がかりな捜索になるはずです」
マリア「だからグレーゾーンで身を隠す事にしました」
シド「そうですかアムスもグレーゾーン辺りにいるはずです。とは言っても農業が出来そうな場所がなければあいつは魔族領にいてもおかしくないですがね」
マリア「まさか魔族領まではいってないと祈りたいけど、一度アムスさんにもお会いしたいので…」
少しためらうマリアそして言いました。
マリア「アムスさんはなぜ国外追放を無視しなかったのですか?アムスさんを無理矢理追い出せる力など人族にはありません!」
シド「国王が村に着いた時には私を含め全ての村人が1カ所に集められ軟禁状態でした。1人の兵士が「お前らの首は勇者次第だ」と言っていたのでおそらく村人の命を守るために国外追放を受け入れたのでしょう」
マリア「伯父上は王の器ではありませんね」
リサ「マリア様、それ以上おっしゃる場合は思念伝達魔法を」
マリア「シド様、この国は変わらないといけない」
シド「そうですね、ですが私に出来る事はありません…」
マリア「国を出る私にもできることがありません…でもとりあえずアムスさんを探してみますわ!」
シド「アムスによろしくお伝えください!あと例の食事を作ってくれる魔方陣は有効です?」
マリア「もちろん有効ですよ!」
シド「安心しました、それではお気をつけて!あと王女殿下の赤い髪は目立ちます、なにか目立たない方法を」
リサ「フード付きの風よけがあります、それで隠します」
マリア「シド様、お気遣いありがとうございます」
そしてマリア達はグレーゾーンに向かい歩き始めました
休憩をとりながらまる2日歩き続け
マリア「足疲れた〜、リサ馬車の手配をして」
リサ「マリア様、今の私は王宮のメイドではなく一般のメイドです、マリア様が馬車を所有していなければ私はなにもすることができません」
マリア「行った事ない所には行けないのが転移魔法の欠点ね、何か他に移動に便利な魔法あるかしら」
頭の中を探すマリア
そんな最中、向こうから若者が歩いて近づいてきました
青い髪の青年「すみません、おたずねしたい事が」
評価・感想・いいねを頂けると励みになります!ブックマークして頂けると大変嬉しいです!




