19話
アムスはシドとマリアから経緯を聞きました。
アムス「もちろん手伝いますよ王女殿下!わかりますよその気持ち、俺も勇者よりも自分の夢のほうが大切ですから!」
シド「あとこの炉で霊獣塊を融解するのにランクSの魔獣素材が必要なんです」
マリア「ランクSの魔獣!!どうやって用意をすれば。リサ!ランクSの魔獣素材の手配をお願い!」
リサ「それは無理ですマリア様、冒険者からの素材は買い取りされた時点で国に管理されています、ましてやSランクなど高額で取引されるレア素材です、売った人間も買った人間も簡単にわかってしまいます、正規ルートは諦めてください」
シド「王女殿下、心配には及びません、アムス、アレ使ってもいいか?」
アムス「ああ、アレ?いっぱい残ってたはず、俺には使い道ないし問題なし!」
シド「アムスが獲得したSランク素材がまだまだ残っていますのでそれを燃料にします」
マリア「そんな貴重なもの!おいくらでお譲り頂けるのでしょうか?」
シド「正直な所私もこの素材で困っていまして…廃棄しようにもこれがカオスドラゴンの堅翼爪だとわかれば大事になります、それに裏庭に置いておくのがひじょーーーーに邪魔なのです!どうぞお気になさらないでください」
リサ(カオスドラゴンなどおとぎ話の存在だと思っていました…)
マリア「ありがとうございます、お言葉に甘えさせて頂きます」
頭を下げるマリアとリサ
マリア「それでは1ヶ月後から取りかかるということで」
シド「それまでに本当に自分が必要な物を図面でおこしておいてください」
マリア「はい!ちなみに刃物以外も大丈夫でしょうか?」
シド「例えばなんでしょうか?」
マリア「フライパンや圧力鍋みたいな」
シド「図面があれば出来ないことはないですが作った事ない物はやはり自信はありません」
マリア「シンプルなものは大丈夫そうですね」
シド「おそらく」
マリア「制作期間中は私もお手伝い致します」
シド「ありがたいのですが、炉の近くでの魔法は…」
マリア「魔法以外のお手伝いがあるはずです」
シド「王女殿下をこんな辺境の地に足を運ばせるのは…」
マリア「足など運びません、先ほど試しましたが一度行ったことのある場所には瞬時に移動できる魔法があるので」
アムス「便利だな〜俺も使えたらいいのに」
マリア「ではいったん王都に戻ります」
そしてマリアとリサは馬車で帰路につきました
アムスのトマトが真っ赤に完熟し、その美味しさに再度感動しながら包丁の種類や調理器具について料理長と議論をするマリア達
料理長「柄の形はオーソドックスな物が1番かと。握りは手が勝手に馴染んでいきます」
マリア「そうね、変にこだわって使いづらかったら意味ないしね」
料理長「マリア様は色々な料理をしますのである程度専門的一式を揃えるべきかと思います」
マリア「牛刀・出刃・柳刃・菜切り包丁・筋引き包丁・ペティナイフは絶対必要かしら」
料理長「時間が無いときパパッと1本である程度カバーできる三徳は便利ですよ」
マリア「そうなんだけどね、、素材が貴重なものなのよね…」
料理長「普通の鉄鋼ではないのですか?」
マリア(いけない…ごまかさなくちゃ)
マリア「勇者や賢者がって今素材が高騰してるじゃない?私みたいな武具でもない包丁に使う鉄鋼も無限じゃないわ」
料理長「さすがマリア様です、感服致しました」
議論は鍋やフライパンにおよび
あっという間に約束の日になってしまいました
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