14話
マリア《リサ、誰にも聞こえないように思念伝達の魔法を使うわ》
リサ《マリア様の声が頭の中に…》
マリア《その思念私に聞こえるのよ、マリア様の声が頭の中にって思ったでしょ》
リサ《すごいです!マリア様!》
マリア《よし、では》
マリアは朱雀とのやりとりを詳しくリサに説明しました
リサ《それは凄いのですがマリア様は賢者にはならないということですよね?そうしますときっと大きな問題が》
マリア《それはなに?》
リサ《国王陛下はマリア様が賢者と知ったら必ずや賢者の道以外進めないようにするかと思います。マリア様の料理人という夢など配慮するわけがありません》
マリア《そうよね〜、お父様にお願いしてこの春から調理科がある一般校に王族として初めて入学させてもらったのに…》
リサ《殿下のおかげで私はメイド科ですが同級生になれました》
ニコニコするリサ
リサ《マリア様、殿下にはどう説明しますか?》
マリア《お父様にもこの事は言えないわ。リサ、一生のお願い、この事は私とリサの秘密にして欲しいの》
リサ《……》
マリア《朱雀は好きに生きろと言った、私は賢者にはならない、料理人になりたいの、お願いリサ…》
リサ《わかりました…賢者には危険がつきまとうはずです、マリア様には賢者ではなく料理人になって欲しいです。そしてマリア様の夢を叶えてほしいです!》
マリア《ありがとリサ!大好き!》
リサ《賢者とわからぬようにこれから極力魔法や魔方陣は使わないようにお願いします》
マリア《そうね、料理人には必要ない力よね》
マリアの賢者の力を隠して生活する事に決めた2人はその後眠りにつきました。
そうして余暇の最終日、島民に見送られる一行
島民A「王女殿下!!ヴァーミリオンペッパー送りますから〜」
島民B「王女殿下!またいらっしゃってくださーーい!」
島民C「王女殿下万歳!!」
島主「マリア様、この度は誠にありがとうございました」
マリア「なんのことかしら?」
深々と頭を下げる島主
父親「マリアはこの島で大人気のようだな」
島主「はい殿下!みなの心を鷲掴みしております」
父親「面白い!マリア!いったいお前はここで何をしたのだ?」
マリア「皆でマグロを食べただけですお父様」
父親(民に好かれるのも王族にとって大切な素質)
父親「王都に帰る!レッドアイズ島よ良き余暇が過ごせた礼を言う!また来ようぞ!」
飛龍艇に乗り込み数時間で王都へと帰還する間、高所恐怖症のリサは濡れた子犬のようにプルプル震えていたのでした。
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