12話
マリア「本当にヴァーミリオンペッパーもないし怪しいなにかもいないわね!」
リサ「本当にいたら困ります」
マリア「頂上でおやつにして帰るわよ!」
リサ「はい」
火口が見えるポイントで景色を見渡す二人
マリア「綺麗ね…来て良かった…」
リサ「ガイドブックを見たとおっしゃいましたが?」
マリア「ああ、あれ嘘ね」
リサ「そうだと思いました」
???「やっと来たか赤き髪の末裔よ」
マリア「誰!リサ気をつけて!今の声なに!」
リサ「声?私には何も聞こえませんが」
火口から舞い上がる大きな朱色の鳥
???「我の力を何に使うか申せ」
マリア「リサ!あれなに!しゃべってる!」
リサ「マリア様には何かが見えているのですか?私には見えも聞こえもしないのです!危険なら逃げなければなりません!」
マリア「あなたの力?よくわからないけど私達はヴァーミリオンペッパーの畑が荒らされていてその原因をつきとめにきただけなの」
???「ヴァーミリオンペッパー?ああこの辺りで強い繁殖力をもつ強毒の実だな。我が眠りし間に一面広がっておったので全て食べてやったわ、人族もこれで安心であろう」
マリア「そういう事ね…犯人はあなたね。ヴァーミリオンペッパーは今や毒抜きをすれば人でも食べる事ができるようになったの、しかもこの島の人にとって貴重な収入源なの!」
キョトンとする朱色の鳥
マリア「もうヴァーミリオンペッパーは食べてくれなくて大丈夫なの!でもあなたは人のために食べてくれたのね、優しいのね、どうもありがとうございます、島民に代わって感謝します」
???「我は余計なお世話をしたということだな」
マリア「はい!でもこれで問題は解決!強い繁殖力ならまた生えてくるでしょきっと!」
リサ(マリア様は誰とお話になって…)
マリア「じゃあ私は帰るから!あなたは人の味方っぽいから安心した!ヴァーミリオンペッパーが復活したらまた遊びにくるわね!」
???「待つのだ娘よ」
???(目が覚めたときには感じていた。我の力を譲渡する存在がいること、そしてそれは運命のごとく目の前に現れる事)
???「我が名は【朱雀】霊獣の中で叡智にして賢者を選ぶ者、我の力をお前に託す」
朱雀の身体が霊体に変化する
マリア「賢者ってなに?あたし王女よ?」
マリアの頭の中に魔法や魔方陣、過去から現在までのありとあらゆる知識が流れ込む。
朱雀「お前が何者でも構わない、運命が全てを決めるであろう」
マリア「私は料理人になりたいの!賢者にはならない!」
朱雀「ならば料理人になればよかろう、我が秘宝を仕えば最高の刃物もできようぞ」
目が輝くマリア
朱雀「それに譲渡した知識に食材や調理の知識もあるはずだ、まあ知識があっても経験がなければ意味はないがな少なくても譲渡した魔法と魔方陣は直ぐにでも役にたつであろう」
食材の知識を引き出し夢中になるマリア
朱雀「赤き髪の末裔よ力と秘宝の譲渡は終わった。好きに生き好きに死ぬがよい、どうせ人の命は短い、料理を極めて終えるのを傍らで見届けてやるさ。あとその素材人族の力では持てないからな、賢者の腕力は普通の人とかわらないからな。」
マリア「えっ!じゃあどうやって運ぶの!」
朱雀「譲渡した魔方陣の中に亜空間収納の陣があるだろ、もしくは重力操作魔法で持ち上げるかだな。もうそろそろ時間だ、入り口に供えた木の実美味しかったぞ」
そう言い霊力になった朱雀はマリアの身体に吸収されました。
リサ「マリア様!いったい何が!一瞬赤い鳥がマリア様の中へ消えるのが見えました!お体に何か変化は?あと急にあらわれたこの塊と羽根やら色々これはなんですか!教えてください!」
マリア「詳しい話はホテルに戻ってからするわ先にこの宝っていってたやつなんとかしないと」
リサ「こんなフワフワした羽根さえ浮かすことすらできませんね」
マリア「亜空間収納の魔方陣がなんとか言ってた」
一瞬で頭の中を探すマリア
「これだなどうやって使うかも調べよう」
また一瞬で頭の中を探すマリア
「陣を頭で描いて設置した位置に焦点を合わせると」
素材の真下に陣が現れる
「そして魔法の理の実行を意識するっと」
陣が光り暗闇があらわれ素材を吸収しました。
リサ「すごい!」
マリア「いっちょあがり〜っと、リサ!ミックスナッツをちょうだい!お腹が空いたわ!」
リサ「こんな時でもおやつですか…」
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