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勇者でしょ?いえ農夫です。  作者: 羽場ネロネ
賢者でしょ?いえ料理人です。
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10話

翌朝元気に飛び起きるマリア。


リサ「おはようございますマリア様」


マリア「おはようリサ!今日はヴァーミリオンペッパーについてしらべるわよ!」


リサ「マリア様、料理長が市場に無いならいらないとおっしゃってましたが?」


マリア「リサ、昨日の島民のあの感じ絶対おかしいでしょ?」


リサ「それは確かにおかしいですが…」


マリア「島主から聞くのが手っ取り早いわ!リサ面会のアポイントを取って」


リサ「かしこまりました」


数時間後


リサ「マリア様、島主様がこちらに出向くようです」


マリア「来たら教えて、今はこのナマコってやつをどう料理するかで大変なの!」


リサ「かしこまりました」


マリアがナマコと激戦を繰り広げている途中で島主が到着しました。


リサ「マリア様、島主様が到着されました」


マリアの服はナマコの気持ち悪い内臓かなにかで真っ黒になっていました。


リサ「マリア様…急いで身支度を…」


急いで正装に着替えるマリア


マリア「お待たせしました、島主さま」


生臭い匂いを漂わしながら笑顔で入室するマリア。


島主「なにをおっしゃいます王女殿下、私に聞きたい事があると聞いて急いで伺った次第です」

島主(王女殿下から生臭い匂いが…)


マリア「どうしてもヴァーミリオンペッパーが欲しいの!どこで買えるか教えていただけるかしら」


急に額に汗をかきだし目が泳ぐ島主


島主「ヴァーミリオンペッパーは年々収穫が落ちていて今年は収穫できたという報告がないのです。申し訳ないのですがヴァーミリオンペッパーは諦めて頂けますでしょうか」


マリア「あなた私に嘘をついていない?」


顔をのぞき込むマリア。


島主「そのようなことは!」


手が震えている島主


マリア「正直に言いなさい、王族を騙し陥れるのは反逆罪です全てを話しなさい、今話すなら全てを許します」


島主「……」


それから島主は語り始めました


「それは1年前くらい、殿下の次の余暇の候補地のひとつにこのレッドアイズ島が選ばれた頃でした。突然ヴァーミリオンペッパーの畑が食い荒らされたのです。ご存じの通りヴァーミリオンペッパーは生で食せばただの劇毒物です、乾燥させ、毒素を抜き辛味成分だけにしないと生物が食べられるようなものではないのです。

最初はかまいたちなどの自然災害だろうとみな思っていたのです、ですが毎週水曜日の収穫の朝ヴァーミリオンペッパーが食い荒らされているのがわかりました。つまり火曜日の夜に何かがヴァーミリオンペッパーを食していたのです、そして半年前に殿下家族がレッドアイズ島を余暇地に決定されてからは火曜日だけでなく毎夜ヴァーミリオンペッパーが食い荒らされるようになったのです…。

我々も殿下家族に何かあってはならないので昼夜問わず島民をあげてヴァーミリオンペッパー畑を監視していたのですが毎夜食い荒らされてもその姿を確認することができなかったのです。

この不可解な現象を殿下に説明するわけにもいかずそもそも人的被害はいっさいなくヴァーミリオンペッパーの畑に近づかなければ問題ないと私個人の判断で島民にはこの件について箝口令をだし今日に至った次第です。

マリア様は全てを許すとおっしゃいましたが殿下が聞いたらなんというか…私の首1つでどうか島民の命は……」


マリア「今の話私はいっさい聞いてない事にするわ!だって人的被害がないのでしょ?なら安全って事じゃない?ねぇリサ?」


リサ「安全かどうかわかりませんが目に見えぬ存在で危害がないならそれは無害なものかと…」


マリア「ヴァーミリオンペッパーの畑はどこにあるのかしら?」


島主「いけませぬ!王女殿下にもしもの事があったら私の命どころではすみませぬ!」


マリア「行くなんて言ってないでしょ?どこにあるのって聞いてるの」


リサ(はぁ〜これは絶対行きますねマリア様は)


島主「島中心部の火山五合目以上で栽培しております、ですがもうほとんど食い荒らされていているかと…」


マリア「島主さんありがとう!ご足労ありがとうございました!父には本当に何も言いませんので安心してください」


深々頭を下げて退出する島主


マリア「ねぇリサ?」

リサ「ダメです」

マリア「まだ何もいってないけど」

リサ「絶対ダメです」


目から光線を出しながら睨みあう両者


マリア「火山はお父様が決めた立ち入り禁止区域なのか調べてよリサ!」


リサ「禁止じゃなくても近寄らないほうがよろしいのでは?どうせヴァーミリオンペッパーが気になって仕方ないのでしょう」


マリア「何言ってるのリサ!よくわからない現象に悩まされている島民が可哀想でしょ!不安を取り除いてあげるべきでしょ!」


マリアの純粋な言葉に心打たれるリサ


リサ「マリア様、先ほどの無礼な発言お許しください」


マリア「いいのよリサ、火山は立ち入り禁止区域か調べて」


リサ「この島の立ち入り禁止区域は全て把握しています、そこに火山は含まれておりません。おそらく殿下は火山が安定している状態なのとヴァーミリオンペッパー畑しかないから安全だと判断したのだと思います」


マリア「ということは行っても大丈夫ね?」


リサ「私も同行しますので勝手な行動はしないでください」


マリア「では今晩行動開始ね!」


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