9話
マリア「お父様、お母様!」
父母「どうしたんだいマリア?」
マリア「昨日とっても美味しい黒マグロをみつけましたの、新鮮なうちにこちらに運びましたので今晩は私がディナーを作ってお出ししたいのですが何かご予定はありますか?」
父親「マリアの手料理が食べられるのなら予定など全てキャンセルするだけだ」
マリア「ありがとうございますお父様、それでは市場に行って必要な素材を手に入れてきます!」
父親「くれぐれも一人で行動しないように!」
マリア「私はいつもリサと一緒ですよ!ねぇ?」
うなずくリサ
父親「リサ頼んだよ」
一礼するリサ
マリア「市場にいくわよリサ!そういえば料理長から頼まれてた香辛料もついでに探しましょう!」
リサ「ありがとうございます」
足早に市場にむかうマリア
マリア「ここが市場ね!」
市場のあちこちから歓声があがる
島民A「王女殿下がこのような市場などにきてくださるとは…」
島民B「王女殿下バンザーイ!」
島民老婆「もうわしはいつ死んでも悔いはない…」
マリア「新鮮な玉ねぎと酸度が強い柑橘がほしいの!」
市場のあちこちから
「今日収穫した新玉ねぎあるよ!」
「レモンより酸度の強いクワサがあるから味見どうです?」
フレンドリーな感じに心が安らぐマリア
マリア「皆生き生きしているね、リサ!」
リサ「はい」
必要な素材の他にも色々な食材と調味料、香辛料を手に入れたマリア
マリア「そういえばヴァーミリオンペッパーみかけないわね」
リサ「そうなのです、どこのお店にもみあたらないのです」
マリア「聞いてみるのがよさそうね」
大声で辺りに聞くマリア「ヴァーミリオンペッパーって誰か持ってない?」
一斉に静かになる市場
おどおどした態度の香辛料店の店主に詰め寄るマリア
マリア「この島でしかとれないヴァーミリオンペッパーが欲しいの。どこに行けば買えるかしら?」
店主「王女殿下、申し訳ございません、私にはわかりません」
マリア「わかりません?まぁいいわ」
他の香辛料店に行くマリア
マリア「ヴァーミリオンペッパーが欲しいのここで買えるかしら?」
店主「申し訳ございません。ヴァーミリオンペッパーは品切れで…」
マリア「そうなの」
マリア(おかしいわね、料理長も不作とは言ってたけどそんな感じじゃないわね)
リサ「マリア様、料理長は市場でなければ探さなくて良いと言っていました」
マリア「そうね、いったんホテルに戻りましょう」
ホテルに戻りディナーの仕込みをし
家族にマグロづくし料理を振る舞いました
この夜は家族水入らずで食事を楽しみました。
その裏でマリアはお付きのメイドを含めこの余暇に帯同している使用人達に同じマグロの料理を差し入れしていたのでした。
使用人達はあらためてマリアの心遣いに感動したのでした。
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