3話
アムス「おっ!ここだ!」
【ここは農具・釣り具店です。※絶対武具は作りません】
店の入り口には大きな字でこう書かれていました。
アムス(そう言えばじいちゃんがすんげぇ武具職人だって言ってたな)
アムスが店のドアを開けた瞬間大声が
シド「だから俺はもう武具はつくらんし弟子もとらん!とっとと帰れやクソガキ!!」
子供「絶対僕は諦めませんから!」
一礼して後にする子供と目があうアムス。
シド「はぁ…もう店をたたもうかな……」
アムス「こんにちはーーー!」
シド(なんだなんだまたガキか、)
シド「いらっしゃい、農具はあっち、釣り具は向こうだ!好き勝手みてくれ、聞きたい事があれば遠慮すんな!」
アムス「じいちゃんが言ってた唐鋤がみたい!!ここの商品はすげぇお洒落って言ってた!」
※実際は無駄にお洒落と言っていました。
シド「小僧のじいさんは眼が肥えてるな、俺の作品はただ使うためにはつくらん
装飾にこだわる事に俺は命をかけてる」
アムス(うわ〜綺麗だな〜〜〜)
全ての商品に飾り細工がほどごされキラキラと光り輝いている。
シド「あれが唐鋤だ」
全体に細かく模様が彫り込まれ光の屈折で輝く唐鋤。
アムス「すげぇ〜〜〜〜!!」
シド「ふっ」
ニヤニヤが止まらないシド
アムス「他も色々見ていいか?」
シド「好きなだけ見ていけ!」
眼を輝かせながら色々な農具に夢中になるアムス。
アムス「おっちゃん!これらはなんに使う農具?」
シド「ああそれは収穫爪だな色々な形があって収穫する作物によって形がかわるんだ。これは紫蘇とかこれは菜花、こっちはキュウリとかだな。まぁこれに限れば使用する者がどう使いたいかでどんな用途にも使える感じだな」
ひとつひとつの農具に食い入りなんどもシドに用途を聞き
あっという間に時間が過ぎて辺りが薄暗くなりました
アムス「やばい!もうこんな時間!じいちゃんに陽が落ちる前に帰るって約束したんだった!おっちゃん!今日はありがとう!また来てもいいかな?」
シド「おう!いつでも歓迎だ!暗くなる前にとっとと帰れ!あっそうだった坊主名前は?」
アムス「テッド・アームストロング!アムスって呼んでくれ!」
駆け出し手を振るアムス
アムス(職人ってすげぇ〜〜〜〜!!じいちゃん以外にもかっけぇ人み〜つけた!)
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