24話
アムス(時間は24時間以上ある!なんとかグレーゾーンまでこの畑の作物達を移動しなければ! ここからならそう遠くない!ガチで走れば往復4時間〈※従来徒歩で片道2日かかる〉6回で運べるわけないが今はとりあえず行動だ!)
アムス(作物を根のはる地中ごと分割して移動できたら最高なんだけどな・・)
目の前の区画が土ごと綺麗に浮き上がる
アムス「まじか!!これならいける!」
その一区画を掴み走り出すアムス
アムス「絶対全部の作物を実らせる!」
6往復では足りないのがわかっていたアムスはとにかく必死でグレーゾーンに向かいました。
だがグレーゾーンは荒れ果てて水が確保できる所などありませんでした。
アムス「水がなければ農業は無理だもうちょっと奥まで進んでみよう!」
アムスはいつしか魔族領まで侵入してしまいました
アムス「小川があった!この辺りなら地中に水脈もあるはず!もう時間がない!とりあえずこの辺りに作物を移動させよう!!」
そこからアムスは必死に作物の移動をしました
勇者であるせいか体力的には問題なかったがタイムリミットがせまってきました。
まだまだ農地に残る作物を前に
アムス(夕刻まであと1時間か・・もう往復する時間はないな、最後はこの家とじいちゃんの墓に農具と品種改良研究を持ちながらグレーゾーンに…)
そこへ現れる近衛隊長
近衛隊長「約束の夕刻まであと1時間だ準備はできたか?」
アムス「全部はできなかったがしかたない」
近衛隊長「では速やかにグレーゾーンに向かうのだ!」
アムス「待てよ!まだ1時間ある!」
アムス(作物たちごめんよ…俺が不甲斐ないばかりに、みなを残りの家財一式と一緒にあそこに移動できる力が
俺にあれば…)
【フッ】
アムスも家も残りの作物も一瞬で消える
近衛隊長「な!なにがおこった!」
魔族領の畑まで一瞬で到着するアムス
アムス(まじか〜〜、最初からこれ一発できっと行ったな〜勇者の力いまいちよくわからねぇな〜とりあえず村に戻ろう…)
そして一瞬で元の場所に戻るアムス
近衛隊長「貴様何をした!」
アムス「勇者の力で移動しました〜」
近衛隊長「ふざけるな!とっとと魔族領にむかえ!」
アムス「てかさ?俺1人なら1時間程度でつくの、お前ら俺がグレーゾーンに消えるの見届けるんだろ?ならここから2日かかるんだぞ?俺は野菜の世話があるから2日も付き合えないからお前らがこの道の先のグレーゾーンに着くころに俺もそこに現れるから、それでいいよな?」
近衛隊長「逃げれば村人の命はないからな」
アムス「逃げ場など人族領にもうないだろう」
近衛隊長「ふっ確かに、良い行け!2日後にグレーゾーンだ」
またフッと消え魔族領に着くアムス
景色こそ違えど田畑の感じや住居や納屋は同じなのですっかり気に入ったアムス!
アムス「ここ完全に魔族領ぽいな!まぁいっか!それよりまずは水路だな」
鍬で小川から水路を作りそこに鉈で正確な大きさに切り出した石をはめ入り込む水量を調節できる綺麗な水路をつくるアムス。
アムス(作物がここの土地や水になじむといいけど…)
テキパキと必要な環境と設備を完成させるアムス
そして3日後のグレーゾーン到着する近衛騎士団
アムス「待ちくたびれたよ」
近衛隊長「予定通りの到着時間ださあ早く奥に消えるのだ!」
アムス「はいはい、グレーゾーンじゃなくしっかり魔族領に引っ越しましたのでどうぞ国王陛下によろしくお伝えください、あと村人に何かしたら絶対に許さないからな」
近衛隊長「陛下の命令だ、貴様がグレーゾーンを越えたら解放する、さあ行け!!」
アムスはグレーゾーンに入り魔族領へ歩きだし姿が見えなくなりました
その後村人は解放され
魔族領で農業を始めるアムス
勇者でしょ?いえ農夫です 第一部 完
賢者でしょ?いえ料理人です に続く
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