21話
あれから半年が過ぎたころ
今日も畑の手入れにいそしむアムス
アムス「野菜だけじゃなく果物もつくりたいな〜」
いつも通りの1日、そう思っていたのもつかぬま遠くで聞こえる悲鳴と騒音
「助けてーーー!」
アムスは遠くで聞こえる悲鳴の方に振り向き走りだしました。
あっという間に接近するアムスが見た光景は大きな猪のような魔獣に襲われる村人でした。
アムスは躊躇せず腰の鉈を振り抜き一太刀で魔獣の頭を切り落としました。
アムス「怪我はない?」
女性村人「アムス!ありがとう!」
アムス「よかった!でもなんで魔獣が村に入りこんだんだ?」
遅れて到着した冒険者達がアムスにかけよる
冒険者A「きみがこの魔獣を倒したのかい?」
アムス「ああそうだ、でもなぜ魔獣が村をおそったんだ?結界はどうした?」
冒険者B「それは今調査する所なんだ、でも村人に被害がなくてよかった!」
アムス「そっか、俺はまだ仕事があるからあとはよろしく…」
冒険者A「まじか?待て待て!この魔獣は討伐対象だぞ?素材も売ったらかなりの大金だ」
アムス「俺はそういうのに興味がないから欲しいならお前らにやるよ、じゃあな!」
冒険者B「お前冒険者じゃないのか?」
アムス「ただの農夫だ」
冒険者A「討伐対象で500万素材売って1500万全部で2000万だぞ?農夫なら畑の面積増やしたり、設備増やしたり金は大切だぞ?」
アムス(言われてみればそうだな、冬に備えてのハウス栽培の実験費用にちょうど良いな…)
アムス「素材を売るのは簡単なのか?」
冒険者B「簡単簡単!ギルドまでいくだけであっというまだよ!」
冒険者B(この魔獣を1人で倒せる男だ!ここで恩を売っておけば後々仲間になってくれるかも)
アムス「それならギルドまで連れて行ってくれ」
離れた頭と胴体を手で掴み引きずりながら進むアムス
驚く冒険者達(こいつまじ農夫???!!!)
そしてギルドに到着するアムス
冒険者A「素材を売るのには冒険者登録が必要でな!受付ですぐ終わるから先に魔獣をそこの解体師に渡して解体札を貰おう!」
解体師「久しぶりの大物だ!お前新入りか?ほれ!これが解体札だ!解体が終わったら呼ぶからその札と素材の権利書と交換だ!権利書をギルド受付で売却すれば現金になる、OK?」
アムス「わかった」
冒険者A「じゃあ解体が終わるまでの間にギルド登録しちまおう、魔獣の素材を売れるのは冒険者だけだ、だが冒険者には誰でもなれる。腕っ節の農夫が小遣い稼ぎに小物の魔獣を倒していたりする、だから何も心配ねぇよ!」
アムス「なるほど、小遣い稼ぎには確かにちょうど良いかもな」
冒険者A「ここが受付だ。おいねぇちゃん!新入りだ!ギルドカードを作ってくれ、今解体してる猪の魔獣はこいつが倒した!」
受付嬢「Aランク討伐依頼を!それは凄いですね!このカードを手にとって名前を書けばギルド登録は全て終了です」
カードに触れるアムス
受付嬢「はい完了です!しばらくすると自分のレベルとステータスが浮かび上がります!楽しみですね!」
アムス(ステータス?なにか嫌な予感が…)
受付嬢「おかしいですね?まったく字が浮かび上がらないです…それよりもカードのプレートが白く変色しているような〜」
そしてピカピカと白く輝きだすアムスのギルドカード
冒険者ABの他その場にいた冒険者の空気がかわる
(ざわざわ…)
受付嬢「テッド・アームストロング様ですね、ステータスは不明ですね!ギルド長をお呼びしますのでこちらの部屋で少しお待ち願えますでしょうか?」
何が起こっているかわからないアムス
アムス「まだ野菜の収穫が残ってるから手短にお願いできるかな?」
受付嬢「はい!!!!急いで連れてきます!!」
事態は思わぬ方向へ進むのでした。
評価・感想・いいねを頂けると励みになります!ブックマークして頂けると大変嬉しいです!




