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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

「非」「日」「常」

作者: 一ノ瀬 いおり

特に4月は出会いと別れの季節とよく聞きます。

出会いも大切ですが、別れもとても大切なことです。

故人の最期のあの言葉

貴方は今でも覚えていますか?

今日、一輪の花を仏壇に添えた

今までに花なんてあげたこと無かったのに

花を買いに行き

そっと花瓶の中の白い花の中に居れた

一輪だけのそれはよく映えていた

 

今までは目を開けば

いつも笑顔の貴女がいた


今は目を開けば

何も見えなくなってしまった


それでも

昔は気付かなかっただけだろうか

今は目を閉じていると

いつも笑顔の貴女がそこにはいる

だから私はまた目を閉じる

今は逢えないけれど

貴女の傍に居る気分になれる


それは突然の出来事だった

今まで夜だった空が弾けた

一気にあの笑顔のような明るさに

この空が包まれていく

 

肌寒かった空気も

あの温もりへと変わっていく



嗚呼、翼があれば飛んでいけるのに

嗚呼、翼があれば会いに行けるのに


最後にまともに交わした言葉は

「ありがとう。頑張って」


最期にその言葉が言えるように

私は前を向いて力強く


自分の道を歩いていく

 



 


別れとは実に悲しいことです。

別れの季節には泣き、笑顔で送れるそんな私になりたいものです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

皆様の新たな出会いと別れに

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