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なんで幼なじみは負けヒロインなのか?〜そんなの簡単だ。一途すぎる人から向けられる好意は、ハラハラしなくておもしろくない〜

作者: 遼河 カヨウ

スマホで書いてるので文字下げできてません。


テキトーに書いたので暇つぶしに読んでください。


おれの名前は作田川(さくたがわ)(じゅん)

普通の高校に通う2年生。


「じゅんー!おはよ!」


後ろから駆け寄ってきたのはいつもの聞き慣れた声。

見慣れたツインテールの金髪美少女。

おれの幼なじみ河合(かわい)千春(ちはる)


あーあ、整った顔もつぶらな瞳も、幼さを残したその笑顔もすべては見飽きてしまった。



初めて会った時は幼稚園で、まだおれには女の子が可愛いとかいう感情はなかった。


千春は、(はた)から見れば1000年に一度の美少女らしい。

性格も良くて、人当たりもいい。勉強もそこそこできて、バスケでは県選抜に選ばれた実力の持ち主。


すらっとしたスタイルで胸も大きい。文句の付け所のない完璧少女。



でも残念ながら、おれは恋愛感情を抱く前に千春の顔に見飽きてしまった。


発育していく胸もお尻も、すべての成長過程を見てきた。


勉強がそこそこできるって言ったっておれのほうができる。

バスケで県選抜に選ばれたって言ったって、おれも選ばれている。


特に特別でもなんでもないただの幼なじみ。


だってそうだろ?


妹がいたとして、昔はお風呂も一緒に入って、常に一緒に遊んで、ずっと隣にいる存在に恋心を抱くか?


妹が可愛かろうが可愛くなかろうがは別として、恋愛的な感情が少しでも湧くと思うか?



答えは否である。



この前、千春はこう言っていた。


「例えばだけど……私がじゅんのこと好きって言ったらじゅんはどう思う?」


答えは簡単だ。


「えっおれも好きだよ。…………家族的な意味で」


ショックを受けたような仕草をしていた千春を見ておれは悟った。


うん、そうだろうね。おれのこと好きだろうね。


おれはラノベとかアニメとかに出てくる鈍感難聴系主人公じゃない。


別に言葉に出さなくともわかる。


昔からずっと一緒で、小中高と学校も一緒で、登下校も常に誘ってくる。


嫌だと言ったら着いてくる。クラスが違っても、わざわざ毎時間休憩の度に会いに来る。


実に実にくだらない。


そんな手に入るとわかっている恋におれはハラハラしない。


おもしろくない。もっとドロドロとした腐ったような恋がしたい。


おれは落ち込んだ彼女にこう言ったんだったな。



「千春!頼むからおれを嫌いになってくれ。そして一度おれから離れてくれ。そして一年後また告白してくれ。もっと可愛くなってもっと美しくなって。別人みたいになって、おれを婿に貰ってくれ」



そんなプロポーズをおれからして見た。



一度ふれば、千春はおれの元からいなくなる。


ずっと一緒にいた人がいきなり離れていく奇妙な感覚。


ずっと手の中にあったものが無くなってしまった喪失感。


他の人のものになるかも知れないという独占欲と恐怖と嫉妬の甘酸っぱい恋心。


それが青春ってやつではないのか。


おれはそれが欲しくて欲しくてたまらない。



「じゅん、なにニヤニヤしてんの?」


「いや、なんでもない」


「気持ちわるー。こんな彼氏嫌なんですけどー(笑)」



1ヶ月にも満たない2週間後、耐えきれなくなったおれは自分から千春に告白した。


お手数ですが、コメントしていただけると嬉しいです。


初心者なのでもっと上手く文章を書けるようになりたいです。


よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] 嫌われて、もう一度好きになってもらえるなんて謎の自信になにか根拠があるのかどうか。 そのままバッドエンドも十分ありうるのにこのバカ主人公…と思いながら読んでました。 ありがとうございました。…
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