第二十六話:死 〜後編〜
ついに、第一部最終章!!!
感動(?)の最終話!
ごゆっくりお楽しみください^^
樹里「沙紀ッ……!!!!!」
浜田先生「椎名ー……!!!!!」
……なんで………なんで……沙紀が…自殺……?
浜田先生「福山…!柴咲を頼む…!」
樹里「は、はい………。」
……………。
樹里「…どうして……どうして、死んじゃったの………?せっかく…友ダチに…なれたのに………。」
…ほんと………どうして………。
樹里「……一緒に…やりたいこと…まだまだ…たくさんあったのにね………。」
バンッ
浜田先生「……福山…。救急車……呼んだからな……。」
樹里「………はい……。」
ピーポーピーポー…
浜田先生「…福山、来たぞ……。………救急車……一緒に…乗ってくか……?」
樹里「………で…でも………いえ、乗ってきます……。」
浜田先生「そうか…。分かった。じゃあ、一緒に下に来てくれるか…。」
樹里「…分かりました……。」
<救急車>
樹里「お願い……死なないで……柴咲さん………!!!!!」
浜田先生「そうだ、柴咲……。わたしたちより先には行かないでくれ………!!!!!お願いだ……!!!柴咲………!!!!!」
柴咲さんだけじゃない……沙紀もだ………。
樹里「沙紀………。沙紀もだよ………。わたし………まだ…沙紀と話したいこと…たっくさんあったのに………。なのに……なのに……どうして自殺なんてしちゃったのよ…………!!!」
わたしは、思いっきり泣いた。
<二日後>
ガラッ
樹里「……あ……浜田…先生………。」
浜田先生「…あぁ……福山か……。」
樹里「………どうして……死んじゃったんだろ………。」
浜田先生「………どうして…なんだろうな……。」
樹里「…せっかく…仲良く………友ダチに…なれたのにな…。」
浜田先生「……そうだ、福山。死ぬ直前、柴咲が一度だけ目を覚まして、福山にこう伝えるようにと、言われた。」
樹里「…え……?柴咲さんは…なんて……?」
浜田先生「『わたしの分まで、悔いのないように…一生懸命に生きて。どんなにつらいことがあっても、自ら命を絶とうとはしないで…。』と言っていた…。」
樹里「……柴咲さん……。」
浜田先生「…福山。柴咲の思い…ちゃんと受け止めてあげろよな。」
樹里「…はい……!」
そうだよ…。
わたし、柴咲さんと沙紀を一度に失って、絶望の底に突き落とされた。
一度、自殺も考えてた。
でも、わたしは、柴咲さんの気持ちをちゃんと受け止めなきゃ。
…柴咲さん、沙紀、天国から見ててね。
わたし、あなた達の分も、がんばって生きてみせるから。
『Best Friends』を最後まで読んでくれた皆さん、本当にありがとうございました!
とりあえず、第一部を終えることが出来ました。
この作品、実は、何でもないように見えてかなり深い作品なんです。
作者…わたしの深い思いといいますか、よく読みなおしてみると、その思いが分かるかもしれません。
というか、分かってくれたら嬉しいです。
読み終わった方、是非この作品の感想をお願いしますm(__)m
では、またいつか、第二部が出来るのをお待ちくださいね♪