第十九話:密かな裏切り
警告!
今回から、ちょっと(つーか結構ハードに)エロい部分が出てきます。
小さい子は読むの控えたほうがいい…かな?
沙紀「あら、葵ちゃん♪やーっと見つけた♪もう、なんで逃げたりするのぉ?心配…したのよォ?」
葵「…ウソばっかり。」
沙紀「フフ……。まぁ、いいじゃない♪それより、葵ちゃん…」
沙紀は、葵にナイフを突きつけた。
…と、沙紀は自分の腕にナイフを押し付け、スッと腕を切った。
沙紀「ケガしちゃったから、保健室ついてきて♪」
葵「………。」
沙紀「来ないとどうなるかは、分かっているわよね?」
葵「……分かった。ついてくよ。」
沙紀「ありがと、葵ちゃん♪♪やっぱり優しいのねェ♪」
葵「………。」
沙紀「じゃあ、ついてきてね♪」
葵「…あぁ。」
<保健室>
沙紀「あら〜?先生、今日出張だったのね♪♪まぁ、ちょうどいいわ。」
葵「どうせ、計算してたんだろ…。」
沙紀「さぁ?どうでしょうね♪」
葵「ンな…、椎名…」
沙紀「そんなことより…♪」
沙紀は葵の腕を思い切り強く引っ張り、保健室のベッドに押し倒した。
葵「なッ…何すんだよ!おい、椎名……!」
沙紀「わたしに逆らったらどうなるか、もう警告したものね♪♪」
葵「………ッ!!!?」
沙紀はポケットからナイフを取り出し、葵の頬に押し付けた。
沙紀「あんたなんか、いなくなっても誰も悲しまないものね…!」
葵「やっ…やめろよ…!椎名!!!」
ガラッ…
誰かが保健室に入って来た。
沙紀の彼氏・神楽坂涼だ。
涼「あれッ?先生今日出張だったっけ…。ちっ、つまんねーな。またヤろうと思ってたのに…。まぁ、いいか。ベッドで休むか。」
沙紀はすぐにベッドの裏に隠れた。
沙紀〔ヤる、って…?どういうコトなの…涼……。〕
隠れながらも沙紀は、様子を窺っていた。
シャッ
涼「え?」
涼は葵を見つめた。
涼〔この子…学年一の美人って有名の……隣のクラスの柴咲葵か…。〕
葵「………。」
涼〔今日は、先生よりもいい子見つけちゃったかも♪〕
葵「…誰……?」
涼「俺、君の隣のクラスの神楽坂涼。…君、柴咲葵さん…だよね?」
葵「……うん…。」
涼「どうしたの?こんなところで。」
葵「い…いや……なんでもない…です……。」
涼「あ、もしかして…サボリ?」
葵「……そんなとこ…かな…。」
涼「そっか。実は、俺もなんだよね。…一緒に、サボっちゃおうか♪」
葵「…え……?」
涼は、葵の制服のボタンを、ひとつずつ外しはじめた。
沙紀〔涼…!!どうして…?〕
葵「やッ……やめろよッ!!!!!おい、テメェ…!」
涼「…フッ……。葵ちゃん、いい体してんじゃねぇか♪この高校にも、こんなにいい女がいたんだな…。」
葵「……は…?」
涼「俺の彼女…椎名沙紀は、つまんねー女でさ。だから、いつでも別れられるように手は出してないんだ。でもさぁ、それだと、高校生活にまったく刺激がなくて。だから、こうしてたま〜に保健室来て、永崎先生≪保健の先生≫とヤッてたんだよね♪」
葵「テメェ…椎名のカレシかよ…。」
涼「あぁ、同じクラスか。沙紀も。あいつ、つまんねー女だと思わねぇか?別にかわいいワケでもねぇし、葵ちゃんほどいい体してるワケでもねぇし。」
葵「…あッ……いや…!」
涼「その点、君はいいよねぇ♪かわいくて、こーんないい体してて、ヤる甲斐もあるよ♪いつかもっとちゃんとしたところでしたいモノだけどね♪」
そう言いながら、涼は葵の胸を……。
葵「いやァーッ!!!」
涼「もしかして葵ちゃん、初体験だったりしちゃうの? 良かったね、初Hのお相手がこのボクで♪」
そんなことをしながら、時が過ぎていった。