表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Best Friends  作者: 和田樹里
16/27

第十五話:実行

葵「トイレ行ってくる。」

ドクン…

見ると、沙紀が私のことを見てニヤリと笑っていた。

葵「福山?」

樹里「あ…うん、行ってらっしゃい…。」

葵「?あぁ…。」

柴咲さんは、教室を出た。

沙紀「…ホラ、柴咲がトイレに行ったわよ?いい?チャンスは、この一回だけなのよ?がんばってね♪しくじったら、柴咲葵がターゲットになるんだから♪忘れないでね♪」

樹里「……分かってる…。」


<トイレ>

柴咲さん……。

どうして…?

どうして、柴咲さんを巻き込まなくちゃいけないの…?

でも、柴咲さんが沙紀にいじめられることを考えたら、こんなこと、どうってことない…。

ドンッ

葵「うわっ……!」

バタンッ

葵「ちょっ…何なんだよ…!おい、開けろよ!椎名だろっ!?椎名なんだろっ!?」

沙紀「フフ…そうよ。ア・タ・シ♪よく分かったじゃない?柴咲にしては、上出来よ♪」

え…沙紀、いつの間に…?

っていうか、どうして沙紀がやったってことになってるの…?

葵「おい椎名……!何でこんなことするんだよ!早く出せよっ…」

沙紀「あらぁ、ごめんなさいね♪あんたは、明日の朝まで出られないわ♪フフ……。福山とつるんで調子ノッてるみたいだったから、オ・シ・オ・キ♪」

葵「おっ…おい!待て……!椎名…!」

沙紀「……………あんたも、本当は裏切ってたりして〜?樹里のこと♪」

え……?

葵「はっ…!!?ちょっと…意味分かんない…!」

沙紀「ま、そんなことどーでもいっかぁ☆…んじゃ、バイバ〜イ♪」

グイッ

私の腕を、沙紀が軽く引っ張った。

沙紀「行くよ。」

沙紀は、小声で私に言うと、静かに私と一緒にトイレを出た。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ