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この思いはいつまでも〜あるカップルの遠距離恋愛の始まりと終わりの物語

作者: 狐
掲載日:2018/03/19

遠距離恋愛って不安ですよね

このお話は大学進学で遠距離恋愛になってしまうカップルの引っ越し前日のお話です。

「こうやって学校の中で会えるのはこれが最後だな」

彼は、ボソッと呟いた。

私は、聞き取れなかった。


昨日は卒業式だった。

私は東京へ、彼はここままここ、京都でそれぞれ進学することになっている。

そして私が引っ越すのは明日だ。

本当はもっと彼といたかったのだが、引っ越し先と実家の都合で明日しか引っ越し出来る日が無かったのだ。

これからは私と彼は遠距離恋愛になる。

夜行バスで行くにしても往復で1万円はかかる。

大学生という身でもはっきり言って高額だ。

なのでしばらくは会えないという事になる。

私はそれが悲しかった。

だから、今日、彼に会った瞬間涙が零れていた。

彼には、

「引っ越してからでもいくらでも電話もメールも出来るやろ

それにまだ今日はまだ始まったばかりやろ。涙はお別れの時に取っとけよ」

なんて言われた。


今日は、私が行きたいと言っていた水族館に行くのだ。

私は、実はイルカが大好きなのだ。

だから、彼と一緒に水族館のイルカショーを見たかったのだ。

前に彼と来た時は、イルカショーの開始時刻に間に合わなくて見れなかったからリベンジだ。


予定より早く着いたのでイルカショーが始まるまでほかの魚を見る事にした。

ここの水族館にはオオサンショウウオという魚もいる。

クラゲの水槽もあっていい感じに時間が潰せた。


ついにイルカショーの時間になった。

私は、彼に気づかれないように少し彼に近づいた。

イルカショーはとても素晴らしかった。

ただ、見ている時に彼が、手を握りしめてきたのでイルカショーに集中することが出来なかった。

その後は色々な水槽を見て回ってお土産屋さんでイルカのぬいぐるみを買って貰った。

昼ごはんは近くの公園でお弁当を食べた。

引っ越す前に彼女らしい事がしたかった私は朝からお弁当を作って持ってきていたのだ。

中身は卵焼きとタコさんウインナーと唐揚げとコロッケとひじき、それに豚のしょうが焼きとご飯だ。

彼の好物のオンパレードだった。

「これ作ってきてくれたのか?」

「たまにはこういうのも良いかなって思ってね」

ちょっと恥ずかしかった。

「じゃあ、いただきま~す!」

彼は、ワクワクしてるのか声に音符がつきそうなくらい声が弾んでた。

「はい、どうぞ」

私は彼を可愛く思いながら見てた。

「ん~!おいし〜!やっぱり料理うまいな!」

「そんな事言われても何も出ないよ~!」

彼は思った事がすぐ口に出るのでこの感想は純粋な感想だ。


前に塩と砂糖を入れ間違えてたのを彼がつまみ食いして

「しょっぱっ!!」

と涙目になりながら言ってたのを思い出していた。


「全然食べてないじゃん。食べないの?」

「ううん。食べるよ」

「じゃあ、あ〜ん」

「あ、あ〜ん」

とっても恥ずかしかった。

そうこうしてる内に弁当箱は空になった。

次は彼の行きたい所に行く事にした

彼の行きたい所というのはお寺巡りだった。

彼は清水寺や銀閣寺だけじゃなくて伏見稲荷や下鴨神社など色々な所に連れて行ってくれた。

そして、そこでお守りを買っては私にくれた。

東京での新生活が平和であるようにという願いをお守りに託して持って行って欲しかったのかもしれない。

そして次の目的地が近くなると急に彼に目隠しされた。

「何があっても俺が目隠し外していいって言うまで外しちゃダメだよ」

そう言われた。

それから30分くらいずっと目隠しされていた。

途中指を触られた手が彼の手じゃなくて不安だったけど…

「もう目隠し外していいよ」

着いたところはレストランだった。

お客さんは私達しかいなくて貸し切りっぽかった。

貸し切りではなくたまたまだったのは直後に分かったけど……

そこで私達は晩御飯を食べた。

ここのお店はコース料理なので前菜とスープから出てくる。

彼と一緒に食べる引っ越し前の最後の食事がこんなちゃんとした料理とは思ってなかったので嬉しかった。

メインの料理を食べ終わった所で彼は一旦席を立ってしまった。

急な事でびっくりしたけどお店の人と一緒に戻ってきた。

お店の人はケーキを持ってきていた。

そして彼は何かを後ろに隠していた。

「デザートのガトーショコラです」

ウェイターさんはガトーショコラを置いたら去っていった。

彼は私を見ながら何かを振り払うように頭を振ってから

「ちょっと聞いてもらってもいい?」

「何?」

私は何を言われるのか不安でしょうがなかった。

「俺は君の事が大好きだ。」

「それは知ってる。そして私も大好き」

「ありがとう。でも遠距離になると不安になるかもしれないだろ」

「うん……私も今少し不安だし」

「だから少しでもその不安が紛れる方法が無いかと思って思いついた事があるんだ」

「どんな事?」

「これだよ」

そう言って彼は私の左手の薬指に指輪をはめてくれた。

「これって婚約指輪じゃなくて結婚指輪じゃないっ!。!!」

「そうだよ。俺が大学卒業したら君をもらいに行くって証と悪い男よけ」

「ありがとうぅぅぅ」

私は感極まって泣いた。

「でもこれもそしてこの晩御飯も高かったんじゃないの?」

「そのためにここ数ヶ月バイトの時間増やしてたんだよ。特に俺が受験終わってお前が受験生だった頃は毎日バイトしてたから。」

「だからあの時繋がりにくかったのね。私あの時期不安だったんだからね!もうっ。」

「それはごめん。でも絶対第一志望に合格すると信じていたから離れ離れになる事になると思ってさ。その時に不安を少しでも拭えたらいいなと思ってね」

その日のガトーショコラは少ししょっぱかった。


あれから4年

私は無事に大学を卒業した。

彼はまだもらいに来てくれてない。

でも彼の事だから何か隠れてしてるに違いない。

そんなことを思ってると、

「ごめん、待たせちゃったね」

「遅いっ、不安だったんだからね」

「ごめんごめん、義父さんの所に昨日行って朝一の電車で来る予定だったんだけど義父さんに捕まってね。一旦解放されたのが9時過ぎだったんだ」

「義父さんって私のお父さん?」

「それ以外誰がいるの?俺のお父さんは捕まえる事なんて出来ないよ、雲の上やから」

「そうだよね。」

「さぁ一緒に帰ろう。俺達の暮らしていた京都へ。そしてこれから俺達が共に暮らす京都へ」

「うん!」

このカップルみたいに4年間ずっと遠距離恋愛で続く秘訣はやっぱり思いの強さ何ですかね?

遠距離恋愛の不安は経験がありますがこれに耐えるのはなかなか大変です。

私には出来ませんでした…

今思うととても惜しいことをしたと思っているのですが…

という事で感想と一緒に恋のエピソードを教えてください。

私は恋の経験がまだ少ないので皆さんがどんな経験をしてるのかがとても気になります。


最後に、数多ある作品の中からこの作品を読んでいただきありがとうございます(*・ω・)*_ _)ペコリ

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