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竜は路地裏に  作者: ぽんた
現代
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帰り道


「お疲れさまでした〜。すみません、いつも近くまで送ってもらっちゃって」



「気にしないでいいよ。気をつけて帰ってね。」



去って行く先輩の車を頭を下げながら、見送って逆方向へと歩きだす。仕事終わりに方向が同じ人を見つけて、送って貰うようになったのも、ここ最近できるようになったことの一つだ。今までは、自分から頼む勇気がなくて駅から歩いて帰っていた。

5年も働くとみんな自分が歩きだとわかっているから頼みやすい。



でも最初に、遠慮して少し離れた場所で降ろして貰ったため、ここから家まで20分歩くなんて今さら言えないのは内緒だ。



すっかり暗くなった夜道をさくさくと歩く。いつもの道だ。



いつもと違うのは、少し煩わしい秋の虫たちの声がしないこと。



「今日は、なんだか静かだな」



誰もいないことがわかっているから、小さく呟く。





狭い道を通ることは、普段しないが今日はなんとなく何かに呼ばれたような気がして、いつもと違う道を曲がった。






何一つ変わらない日常にわたしは、飽きていたのだろう。


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